37話 明らかな敵意 ページ42
ゾム先輩から離れてチーノのところに行けば、少しだけニヤニヤとしていたので頭を叩く。
高身長め。
｢いや、ええもん見せてもらいましたわ｣
｢…私の味方はここにいなさそうだな。……ど？いつもの先輩と大違いだったでしょ｣
｢はい……偉い信頼されとるなぁ思っとったけど、こういうことなんですね｣
先輩の良さをさらにわかって貰えて私は満足。
時間もそろそろ夕ご飯の時間に近付いていた。時間経つの早すぎる…
｢A、チーノ！飯行くで！｣
並んでいる私たちの間に先輩が入ってきて肩を組んでくる。…雰囲気違いすぎてチーノ戸惑ってるし…
｢あ、せや。朝グルッペンからの伝言なんやけど、今日の夕飯からは俺とチーノの間にAが座ることになったらしいで｣
そう言われ、少しだけ安心感を覚える。総統の粋な計らいに感謝だな。
ホント、一人一人を見てくれるな…あの人は。
｢今日の夜はなんですかね…！｣
｢俺スパゲッティ食いたいなぁ！｣
｢…オムライス食べたい……｣
じゃ、カルボナーラで。とチーノが謎の回答をしていた。じゃの意味。
なんだかんだ話していると食堂に着く。中からは妙に重たい“気”を感じる。
｢…先輩｣
｢分かっとる……チーノ、ちょい下がっとき｣
先輩に言われるがままチーノが数歩後ろに下がる。扉に手をかけ、先輩の合図と共に開ける。
中に入ったゾム先輩がナイフで、飛んできたフォークを弾き飛ばしていた。
…やっぱり、不味かったのか。今朝の出来事。
｢おうおうシャオロン、フォークなんか飛ばしてえらい危ないんとちゃうか？俺じゃなかったら刺さっとったぞ｣
｢…あー、ゾムやったか。お前狙った訳ちゃうねん。すまんかったわ｣
攻撃体勢に入っているのはシャオロン隊長だけ…？ゾム先輩との会話の途中の隙に、サッと2人で中に入る。
入ってしまえば、守れる。
チーノの不安げな顔を見て、朝の事を悟っていることが分かった。
｢…安心してよ、死なせないから｣
飛んできたナイフを弾く。投げてきたのはオスマン外交官。…こっちもかよ。
｢…総統……早く来てくださいよ｣
｢おー、今来たで｣
ボソッと呟いたつもりが、どうやら聞こえていたらしい。
不敵な笑みを浮かべて総統が私を見ていた。
｢で、何勝手なことしてんねん。オスマン、シャオロン…大先生｣
小銃を構えていた鬱隊長が総統に言われて、しぶしぶしまっている。
｢…勝手な行動は控えろ｣
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ひーの - すみません、この作品の12話にのせられている「ヨルの子メーカー」の画像は、削除した方が良いと思います。詳しくは「ヨルの子メーカー」と調べたら出てくると思います (2022年10月25日 21時) (
レス) @page12 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
ちいちゃん - 続編おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ此方でも楽しんで見せていただきます！ (2020年12月27日 11時) (レス) id: b347abc4d4 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - noaさん» そう、ギャラクシーワンなのよw そろそろバルスの時間だよ！w フォローありがとうございやす！Twitterでもぜひぜひ絡んでくださいまし！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - クロさん» 新展開来ましたよ！！リプ遅くなっちゃったから心臓止まったか……いや止めないで！？w 聖女(笑)ちゃんはお糞よ。更新も頑張るお☆ (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - よにんさん» 新展開きちゃ〜← 新展開になっちゃったが正しいっす((( (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年5月18日 9時
