4話 日常 ページ5
もう食堂に用はないので、皆がわちゃわちゃしている間にそっと部屋を出た。
どうせ、気づく人は総統と先輩くらいだろうし。
廊下を歩いているいると、チラチラと見られて何だか気まずかった。偶然目が合ってしまった相手には怯えられるし。
…まぁ、私目つき悪いしずっとフード被ってるからかな。原因は分かってても改善するつもりは皆無。…どうせ、レティさえいれば城の中は安泰なんだから。
｢おっ、おはようございますA副隊長！｣
｢…おはよ｣
返事を返せば少し嬉しそうにする。
確か、遠距離部隊の人。この人は何故か怯えながらも毎日挨拶してくれる。
最初の頃はよく分からなくて無視していたけど、最近はしっかりと返している。
｢今日もしっかり訓練に励むように｣
｢はい！｣
そう言って再び歩き始めた。…あー無理、なんでこんなに見られるかなぁ……いっそダクト使って戻ればよかった。
そんなことを思いながら歩いていたらいつの間にか部屋についた。
なんの可愛げも無い、質素な部屋。椅子に座り今日の分の書類をまとめ始める。
我々国が現在対立している国についての資料を読みながら、書類に手をつける。
終わらせた頃には、9時近くになっていた。まだ先輩との約束までに時間あるし書記長にでも渡してこようかな。
部屋を出て書記長室へ向かう。扉をノックすれば入室の許可がおりる。ゆっくりと扉を開け、中に入る。
｢トントン書記長、失礼します｣
｢…Aか、どうした？｣
｢書類が終わったので書記長に確認してもらおうと思って来ました｣
書類の束を渡せば1枚1枚丁寧に見ていく書記長。最後の1枚を見終えて、書類を置く。
｢誤字脱字もない。さすがAやな、仕事が早くて助かるわ｣
｢…別に、そんなことないと思います。普通では…？｣
｢その普通が出来ない奴がここにはおんねん｣
…鬱隊長か。
｢…では、私はこれで｣
｢おう、訓練頑張れよ｣
｢ありがとうございます｣
書記長室を出て、直ぐに天井に飛んでダクトに入った。時間が過ぎていた。
待ち合わせた場所に行けば、ゾム先輩が既に待っていた。
｢先輩すみません、遅れました｣
｢ん、大丈夫。じゃあ早速本題に…って言いたいんやけど、とりあえず俺の部屋来てくれ｣
ゾム先輩が少し複雑そうな顔をしていた。不思議に思いつつ、先輩のあとをついて行ってた。
✲✲✲
シャオちゃんカラーあざす！
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ひーの - すみません、この作品の12話にのせられている「ヨルの子メーカー」の画像は、削除した方が良いと思います。詳しくは「ヨルの子メーカー」と調べたら出てくると思います (2022年10月25日 21時) (
レス) @page12 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
ちいちゃん - 続編おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ此方でも楽しんで見せていただきます！ (2020年12月27日 11時) (レス) id: b347abc4d4 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - noaさん» そう、ギャラクシーワンなのよw そろそろバルスの時間だよ！w フォローありがとうございやす！Twitterでもぜひぜひ絡んでくださいまし！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - クロさん» 新展開来ましたよ！！リプ遅くなっちゃったから心臓止まったか……いや止めないで！？w 聖女(笑)ちゃんはお糞よ。更新も頑張るお☆ (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - よにんさん» 新展開きちゃ〜← 新展開になっちゃったが正しいっす((( (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年5月18日 9時
