34話 見せしめ ページ39
｢…Aさんの目は…とても綺麗だ｣
｢…突然なんですか……｣
｢へぇっ！？…あ、いや、そのっ…｣
｢エミさんA先輩の事口説こうとしてるんですか？w｣
突然、エーミールさんがそんな事を言い出す。…嬉しい反面、急になんだと疑問の方が大きい。
｢わ、忘れてください…っ｣
……この人だいぶ年上のはずなんだよなぁ。
てか、何気にチーノって何歳なんだ。
｢…チーノ、あんた何歳？｣
｢え？21ですけど…｣
あっびゃぁ…歳上か。
｢…え、A先輩もしかして、年下なんですか……！えっ、何歳です！？｣
｢…はい、そうですよチーノさん……17です｣
｢敬称も敬語もいらないです！…すご、え、10代…？…年下なのにこんなに強くてかっこええとか、え、A先輩すこ…｣
｢…お前そんなんだったっけ｣
それですよ！なんて喜んでいる。クスクスと笑っているエーミールさんはとても楽しそうだった。なぜ。
｢…チーノさんは、Aさんが大好きなのですね｣
｢もちろんですよ！｣
会って1日だけど。どこか安心したような表情を浮かべているエーミールさんを見て、心配してくれていたことを知る。
｢おうおう、Aの事好きとか聞き捨てならないのが聞こえてきたなぁ｣
バッと天井を見れば、ゾム先輩が張り付いていた。全く気づかなかった…
しゅたっと降りてきて、私の後ろに来たかと思ったら頭に手が添えられ、肩に重み。
｢…簡単にうちの後輩はやれへんぞ？｣
｢…っ｣
すぐ横から聞こえてきた声に戸惑いを隠せているか不安になる。え、近……近い。
なんだろ、こんな先輩初めてだ。
｢…え、御二方そういった関係で！？｣
｢せやで｣｢違う｣
正反対の回答が返ってきたエーミールさんは少し慌てていた。
｢なんや、照れてんのかぁ？｣
｢照れてない｣
｢ホンマ可愛いやつやなぁお前は〜｣
｢……｣
自然と頬に熱が集まる。…当たり前なんだよなぁ、こんなの言われて嬉しくないわけないし。
でも顔は絶対に見られたくないのでフードを押さえつける。
｢やっぱり照れてるやん｣
｢そんな事ないですって…｣
｢顔真っ赤なん見られた無くてフード押さえとるんやろ？ん？俺に隠せると思ってん？｣
見なくたって分かる。絶対ににやにやしてるこの先輩。
思わずため息をつきかける。なんなのもう。
｢…エミさん、俺らは何を見せられてるん？｣
｢…私は見せしめにしか見えません…｣
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ひーの - すみません、この作品の12話にのせられている「ヨルの子メーカー」の画像は、削除した方が良いと思います。詳しくは「ヨルの子メーカー」と調べたら出てくると思います (2022年10月25日 21時) (
レス) @page12 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
ちいちゃん - 続編おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ此方でも楽しんで見せていただきます！ (2020年12月27日 11時) (レス) id: b347abc4d4 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - noaさん» そう、ギャラクシーワンなのよw そろそろバルスの時間だよ！w フォローありがとうございやす！Twitterでもぜひぜひ絡んでくださいまし！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - クロさん» 新展開来ましたよ！！リプ遅くなっちゃったから心臓止まったか……いや止めないで！？w 聖女(笑)ちゃんはお糞よ。更新も頑張るお☆ (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - よにんさん» 新展開きちゃ〜← 新展開になっちゃったが正しいっす((( (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年5月18日 9時
