21話 聖女との対面 ページ25
｢…チーノさんは戦闘の経験とかある？｣
｢…いや、むしろダメな方だと思います。体力にも自信は無いし｣
｢…だとしたら、やっぱり補佐の方がいいか……｣
どうしよう、何から試してみるか。
｢…とりあえず、書類のまとめ方と分類について教える。｣
＿＿＿
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＿
｢…じゃあ、教えた事の中から自分が最も覚えないといけないと思う事を言ってみて｣
｢えっと…軍事についての資料はグルッペンさんで、財政についてがオスマンさん。…えっと……ぁー…国家機密とかの大事なのはトントンさんで、外交関係が大先生…？｣
｢外交関係についてがオスマン外交官、財政についてが鬱隊長……まぁ、少しつづ覚えればいい。分からない事があったら聞いてくれていいから｣
沢山の情報を一気に与え、大切なところを覚えている……賢い。
チーノさんは意外そうな目で、私を見ている。何かと聞いてみれば、少し申し訳なさそうに俯く。
｢…いや、その……話に聞いていた人と全く違くて戸惑ってます……｣
どうせ、誰かが私の事を良くないふうに言ってたんだろうな。…慣れてるけど。
｢…もっと怖くて適当な人だって聞いていたので……こんなに親身になって教えてくれると思ってませんでした｣
｢…いいよ、慣れてる。
チーノさん。…この城で、他人から聞いた事を信用してはいけない。自分の目で見たものだけを信じた方がいい……それだけ忠告しておく｣
疑問の目で私を見てくるが、私が言えることはこれくらいしかない。
｢…チーノさんの部屋は案内されてる？｣
｢…いえ｣
｢……そう、なら案内するから着いてきて｣
自分の部屋を出て、鍵を閉めてチーノさんと部屋に向かう。
｢フリージアさんは何の役職なんですか？｣
｢……暗殺部隊｣
｢…へ｣
怖がられたかと思って、ちらっと横を見れば少しキラキラした目で私のことを見ていた。
…なんで。
｢あっ、新人くんだ〜！！…っ、A、ちゃんも……｣
｢え？…誰、ですか？｣
突然後ろから声をかけられ、面倒だと思いつつ、振り返ればレティさんが、鬱隊長、コネシマ隊長、シャオロン隊長を連れて歩いていた。
面倒の二言に尽きる。
チーノさんが驚きつつ、さっきまで私の事を見ていた目をレティに向けていた。
｢あっ、初めてだよね！私レティ･スペンサー！…一応、聖女だよ！｣
チーノさんの目が、スゥと細められた。
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ひーの - すみません、この作品の12話にのせられている「ヨルの子メーカー」の画像は、削除した方が良いと思います。詳しくは「ヨルの子メーカー」と調べたら出てくると思います (2022年10月25日 21時) (
レス) @page12 id: c39d7e026e (このIDを非表示/違反報告)
ちいちゃん - 続編おめでとうございます！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ此方でも楽しんで見せていただきます！ (2020年12月27日 11時) (レス) id: b347abc4d4 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - noaさん» そう、ギャラクシーワンなのよw そろそろバルスの時間だよ！w フォローありがとうございやす！Twitterでもぜひぜひ絡んでくださいまし！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - クロさん» 新展開来ましたよ！！リプ遅くなっちゃったから心臓止まったか……いや止めないで！？w 聖女(笑)ちゃんはお糞よ。更新も頑張るお☆ (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - よにんさん» 新展開きちゃ〜← 新展開になっちゃったが正しいっす((( (2020年6月6日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年5月18日 9時
