【d!】ヒロインと悪役令嬢の対立…興味ないわ2【学パロ】

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他のみんなにも伝えると、様々な反応をしてくれた。

ロボロさんは予想通り叫び、騒ぐかもと思っていたシャオロンさんは絶句していた。

ノエルは泣き出し、コネシマは応援してくれた。トントンさんは素っ気なくも頑張れよ、と一言。鬱に関しては私に抱きつこうとしてきたところをゾムに蹴り飛ばされ。


なんだかんだで、楽しかったんだと改めて思わされた。


オスマンさん、エミさん、ひとらんさんに挨拶に行けば、




｢リン本当に行っちゃうんやな…｣

｢寂しくなりますね…でも、私たちの中でリンさんはいつまでも居続けるので安心してくださいね｣

｢でた、イーキール｣

｢ホンマにしばきますよ、ひとらんさん｣



この会話を聞いただけなのに、少し安心する。


｢…お世話になりました。また、逢えることを願ってますよ｣

｢…すぐに会えるに決まってるめうぅぅ〜｣



頬を擦り寄せるの、オスマンさんの癖なのかしら…でも、嫌じゃないわ。

｢…リンさん、困ったことがあればいつでも呼んでね。みんな、君の味方だから｣


ひとらんさんの微笑みに、つられて私も笑う。帰宅のために、学校を出た。


もうここに来ることは、恐らくないでしょうけど……沢山、思い出が出来たわね。



｢おおーーい！リン！一緒に帰るぜー！｣

｢シッマぁ！！それやるのは俺の仕事やって言うたやん！！｣


走って来て、私の肩に手を回してきたコネシマ。それを追いかけてきたゾム。よく見たら、


｢なんだ、みんな居るじゃないの｣




挨拶を終えたみんなが居た。ノエルはまだぐずってるのね…

｢…ええ、みんなで帰りましょう｣



家が近づくにつれてみんなが離れていく。ただ、みんな口を添えてこう言うのよ。


“またね”




ほんと、良い奴しかいないわね。

一人になった帰り道、私は一人でクスリと笑っていた。


ほんとに、ありがとね。

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