10話 ページ10
あんずside
｢逆先先輩がアイドル科に来てたの？…ちょっと会いたかったかも｣
｢今度、演劇部の部室へ来るといい。これからは頻繁に出入りすると言っていたからきっと会えるんじゃないか？｣
｢だといいなぁ｣
氷鷹くんから、逆先先輩がこれから演劇部で指導をしてくれる事になったという話を聞いた。
日々樹先輩に、逆先先輩かぁ。なんだか凄い空間。
｢おはようホッケ〜くん、子猫ちゃん。ねえさんには会えたかナ？｣
｢おはよう逆先くん。朝から来るなんて珍しいね｣
｢おはよう。…しかし、こうして改めて見ると似ているな｣
氷鷹くんから少しだけ目を逸らして｢そウ？｣なんて言っているから可愛いなぁなんて思ったり。
口に出したら呪われそうだから絶対言わないけど。
あ、そうだ。
｢…？…子猫ちゃん、今何かした？｣
｢ん、ううん。何もしてないよ…？｣
今、撮った逆先くんの照れ顔の写真を逆先先輩とのチャットに送った。
送った瞬間に既読が付いたのは、もうお姉さんの愛がすごい。
『天才。ボクの弟この瞬間世界一可愛い』
相変わらずの弟愛に思わず笑みが零れる。逆先くんにいつものようにからかわれていた氷鷹くんが不思議そうにこちらを見ていた。
あはは、1人で笑ってるの見られちゃった…？
｢あんず？そんなに逆先に騙される俺の姿が滑稽だったか…？｣
｢ち、違います！…ちょっと、羨ましいなぁって｣
｢………逆先の言動には混乱させられるだけだが…？｣
｢あぁそっちじゃなくて…それは私も嫌だな｣
逆つれないなぁ、なんて笑っている逆先くんだけれど、私が先輩に送り続けている写真が残るこのチャットを見たらこの胡散臭い笑いも無くなって、きっと真っ赤になるんだろうな。
｢あんずおっはよ☆｣
｢わっ…あ、明星くん…おはよう｣
｢なんで夏目の写真？だれに送っ…んむぅ！｣
…明星くんの馬鹿…！！！
ギリギリのところで口塞いだけど、逆先くんにバレたかも…
｢ボクの写真？｣
｢こ、この前のレッスンの時に撮った動画です！あ、私明星くんに話あるから！明星君ちょっと来て｣
……免れた？
｢…それで、あんず。さっきの夏目の写真なんなの？｣
｢逆先先輩に送る用の写真｣
｢あー！なるほどね！夏目のお姉さんは本当に夏目のこと大好きだよね〜｣
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ゆあ(プロフ) - 名前見て｢え…いや偶然？えでも…｣ってなりましたw知ってらしたんですね…！ (2022年8月26日 10時) (
レス) @page11 id: 5acf3927f5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月天音(プロフ) - ずっと読んでてむっちゃ好きなんですけど、まさかPOGも知ってるなんて…名前から予想はできてたけど！！さらに好きになりました！！ (2022年8月26日 10時) (レス) @page11 id: 2a080b2c68 (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第2王子 - エ、画像がとっても綺麗だネ！あト、‘’目付きが悪い(以下略)”の作者だったんだネ。僕はその作品好きな作品の内の一つだかラ、宣伝であった時はびっくりしたヨ。更新頑張ってネ！ (2022年8月16日 0時) (レス) @page7 id: 304b99e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（自称天才☆）(プロフ) - イメ画がほんとの雑誌見たい...！すごいです！画力ちょっと分けてください（（ (2022年8月12日 7時) (レス) @page6 id: 2c52dd1a0d (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - イメ画すんごい好きです。大切なことだからもう一度言います。ものすごい好きです。 (2022年8月9日 17時) (レス) @page6 id: 2801323682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作成日時：2022年8月4日 18時
