5話 ページ6
「A〜!」
「うぎゃっ…!…ちょ、春ぢよ゛…!首…首締まっでる゛…!」
「……首絞めプレイもありだな」
ホント思考回路どうなってんだよこいつ…!
ごめんなぁ〜!とわしゃわしゃと頭を撫でて抱きしてめくるもんだから許してしまう。
くそ、DV予備軍め…それを毎度の如く許しまくってる私みたいな女の子がそういうのの被害者なんだろうなぁ…
黒マスク越しに何度もキスをしてくる。まだ周りに人いるんだけど。
それでもお構い無しに続けられるからこちらも諦めるしかない。
「…ん〜…目ェ閉じちゃってよぉ……可愛いなぁ本当に…」
「…春千夜って、なかなか直接キスしてくれないよね」
「ばぁか焦らしてからするキスの方が嬉しいだろ?ちゃんと家帰ってからしてやっからなぁ〜!」
…私って溺愛されてんだなぁ……
あんなに清楚で猫かぶってたのに私のことを好きだって自覚した日からこれだ。
スリスリと頬擦りしてくるこの大きな犬をどうすれば止められるかな。
いや、無理か。
「あの、Aちゃん…!」
「あ、姫乃〜?」
「あぁ゛??」
「ひっ…!」
声をかけてくれた姫乃を春千夜が思いっきり睨みつけたせいで姫乃が小さく悲鳴をあげる。
バカ春千夜め、こんな事したらセコム飛んでくるだろーが。
「どうした姫乃…!」
「なにかされたのか?」
まず飛んできたのはマイキー。それに続くようにドラケンと各隊長。
マイキーさんの目が私たちの方へと向く。
え、嘘だろ辞めてくれよ。なんで私睨まれてんの待ってちょっと。
ゑ???
「A、姫乃に何かしたのか?」
「…What?」
「ち、違うのマイキー…!三途くんとまだお話してたのに私がAちゃんに声掛けちゃって…」
「あぁ〜姫乃ごめんね〜春千夜が睨んじゃって…春千夜といる時でも別に気にしないで声掛けてね」
自分より小さい位置にある頭をぽふっと撫でれば頬をゆるめる。
確かに可愛いけど、空気は読んでくれ。私と春千夜の時間を邪魔せんどくれ。
なんて心の中で思いながらニコニコと笑う。我ながら腹黒いなおい。
「…ほら、春千夜も謝って」
「…ごめんな」
「ううんっ…私こそ邪魔しちゃってごめんなさいっ……本当に三途くんはAちゃんの事大好きなんだねぇ」
そうだよだからこっち来んな。
もれなくセコムもハッピーセットだろーが。
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氷天(プロフ) - 成瀬鳴くんの名前出てきて、嬉しすぎてリアルに発狂しました!とても面白くて好きです! (2022年3月15日 12時) (レス) @page24 id: 99ee63215f (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - 名前とヒロインって何が違うんですか? (2022年2月27日 21時) (レス) id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - チョコボールじゃねぇよ!!って浪川の方の大輔さんですよねwwww頑張って下さい。応援してます! (2021年12月10日 20時) (レス) @page38 id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - なぜだろうwwなんだかこの夢小説嫌いになれないwwww私こういう夢小説苦手なのにwww・・・好き〜〜 (2021年12月5日 15時) (レス) id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく - まだ途中までしか読んでないけど腹痛いww当たりまくる星座占いとか、どっかで見たようなCMとかww (2021年11月30日 21時) (レス) @page27 id: df29fd2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年9月11日 23時