40話 ページ41
「…あれ、Aちゃん…?」
「ヒナちゃ〜ん、やっほ〜」
「なんでそんなにボロボロにっ…三途くんは…?」
今日は一緒にいなかったことを伝えると、焦ったようにどこかへ電話をし始めた。
春千夜の連絡先持ってたのかな、と思ったけれど普通にタケミっちにでした。
「……もしもし、タケミチくん。三途くんの連絡先知ってる?
…あ、良かった。実は今Aちゃんと一緒にいるんだけれど何かあったみたいで…
そう、今日は春千夜くん一緒じゃなかったみたい…ヒナの家にAちゃん連れて行くから、タケミチくん三途くんを案内してくれない?
うん、うん…お願いね」
別に、そんなに大したこと…ではあるけれどわざわざ連絡しなくてもいいのに。
……というか、え、ヒナの家?
「…ヒナちゃん?家って」
「怪我の手当くらいさせて!ヒナの家ここからすぐ歩いたところだから…あそこ」
「…あれか、でっけぇ……」
ヒナちゃんに腕を引かれてなんだかんだ初のヒナちゃんのお家。
来る理由がこんな事になるとは思ってなかったけど…
ヒナちゃんは私のことを引っ張りながらも、無理させないようにと合わせてくれる。
なんなんこの子、優しすぎる。
「ただいま!Aちゃんはすぐそこの部屋の中にいて!」
「は、はい……」
凄いテキパキしてる…廊下の奥からひょこっと顔を出した少年と目が合った。
「…え、姉さんこの人は……」
「…ヒナちゃん、弟いたの…?…あ、えっと七海Aです…いつもお姉さんにはお世話になっております…」
「…橘直人です……こちらこそ、姉さんがいつもお世話になっているみたいで……」
な、何だこの出来すぎた子は…なに、出木杉君!?
「直人、救急箱持ってきて!」
「え、うん…!」
ヒナちゃんの部屋で制服を脱いで借りたシャツと短パンに着替える。
そこからはもう、なんて言うか至れり尽くせりというか…
体を拭くことから手当まで全てをやってくれました。直人くんも手伝ってくれて本当に感謝。
大きな怪我は無いけど、擦り傷とか打撲が多かった。
…ホント、瑞希がいなかったらマジで死んでたなコレ。
「…Aさん、お茶で良ければどうぞ」
「直人くん…ありがとう、突然お邪魔した上にお茶まで…」
「お気になさらず」
……出木杉君だなぁ。
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氷天(プロフ) - 成瀬鳴くんの名前出てきて、嬉しすぎてリアルに発狂しました!とても面白くて好きです! (2022年3月15日 12時) (レス) @page24 id: 99ee63215f (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - 名前とヒロインって何が違うんですか? (2022年2月27日 21時) (レス) id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - チョコボールじゃねぇよ!!って浪川の方の大輔さんですよねwwww頑張って下さい。応援してます! (2021年12月10日 20時) (レス) @page38 id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - なぜだろうwwなんだかこの夢小説嫌いになれないwwww私こういう夢小説苦手なのにwww・・・好き〜〜 (2021年12月5日 15時) (レス) id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく - まだ途中までしか読んでないけど腹痛いww当たりまくる星座占いとか、どっかで見たようなCMとかww (2021年11月30日 21時) (レス) @page27 id: df29fd2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年9月11日 23時