38話 ページ39
いつも通り学校が終わる。日に日に難易度を増していく勉強。
高校受験は不安になっていく。
ふと携帯を見ると春千夜からメールが入っていた。
先生に捕まり、迎えに行けなくなったとの事。
｢瑞希〜久々途中まで一緒に帰らんかね？｣
｢おっ、今日一緒に帰れるの？やったね｣
｢やっぱり瑞希といるの落ち着く｣
｢でも1番は？｣
｢春千夜｣
｢もー、Aのその素直なところ好きだよ〜｣
私も、私を受け入れてくれる瑞希が大好き。
その後は久しぶりの親友との時間が楽しくてつい菜緒ちゃん達のことを忘れていた。
本来なら探さないとなんだけど、コンビニとかたい焼き屋さんとか色んなところに寄り道してしまった。
いやぁ、甘いものは良いねぇ。
｢おいし〜｣
｢良かった。最近のAマジで疲れ気味だから心配してたんだよね〜今日も授業中首が座ってなかった｣
｢バレてたか。まぁ寝てないからセーフ｣
買ったたい焼きを食べ歩きながら二人の時間を楽しんだ。
春千夜一人で菜緒ちゃんの監視してたら申し訳ないなぁ…
｢Aどうした〜？｣
｢なんでもない｣
｢ねぇねぇ、あそこでガラガラのくじ引きやってるみたいだから行ってみない？？｣
｢一等賞が毛布……｣
すっごいかさばりそう。
『おめでとうございます！一等賞です！！』
｢瑞希マジか｣
｢あっはは！！当たると思わんじゃんそんなの！！｣
瑞希が毛布を当てた。ガラガラから金色の玉がでてきた時はビックリしたよね。
未だに爆笑している瑞希を横目に今日はこのまま帰ってしまおうかと考えていた。
歩道橋を歩いていた時にふと瑞希が毛布を少し広げた。
｢この毛布どうしよ、ママにあげようかな｣
｢喜ぶんじゃない？？｣
広げてみると謎の猫のようななんか変な柄が書かれている。嘘だろ、センスどこに置いてきた…
｢なにこれ〜｣
｢…猫？｣
変なの〜と瑞希が笑っている声を聞きながら階段を下りようとした時。
背中に衝撃、瑞希の小さな悲鳴、落ちていく。
突然の事に思考が止まると同時に、私の視界が階段の上を捉えた。
意味が分からない。
｢…………なんで、マイキー…｣
何も映してない、真っ黒な瞳。
突如、遮られる視界と柔らかい感触。
体の痛みを感じながら階段を転がり落ちていった。
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氷天(プロフ) - 成瀬鳴くんの名前出てきて、嬉しすぎてリアルに発狂しました！とても面白くて好きです！ (2022年3月15日 12時) (
レス) @page24 id: 99ee63215f (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - 名前とヒロインって何が違うんですか？ (2022年2月27日 21時) (レス) id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - チョコボールじゃねぇよ！！って浪川の方の大輔さんですよねwwww頑張って下さい。応援してます！ (2021年12月10日 20時) (レス) @page38 id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - なぜだろうwwなんだかこの夢小説嫌いになれないwwww私こういう夢小説苦手なのにwww・・・好き〜〜 (2021年12月5日 15時) (レス) id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく - まだ途中までしか読んでないけど腹痛いww当たりまくる星座占いとか、どっかで見たようなCMとかww (2021年11月30日 21時) (レス) @page27 id: df29fd2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2021年9月11日 23時
