35話 ページ36
武藤さんへの話が終わった春千夜が近くまで迎えに来てくれたらしい。
双悪の家を出て春千夜に言われた場所に行くと、どこかで見た事のある光景が広がっていた。
私を待っている春千夜。を、ジロジロニヤニヤと見ている知らんおばさんたち。
さっさと行こうと春千夜に声をかけようとした時、わざわざ私の目の前を遮るようにまた別のおばさんたちが出てきた。
は？え、しぬ？
なんでこっち見て勝ち誇った笑み浮かべてんだこの人ら。
思えば悲しい女共じゃのう……既に負け犬なのに、はんっ！！
とりあえずあのケバい顔面にクレンジングぶっ掛けたい。
｢ねぇねぇお兄さん、もしかして一人ぃ？｣
｢私たちと遊ばない？お兄さんカッコイイし私たちいいこと沢山してあげる｣
｢………｣
眼中に無いとはまさにこの事なんだろうなぁ。
痺れを切らしたおばさんのひとりが春千夜に触ろうとした瞬間、春千夜が私の存在に気付いた。
おばさん達を除けて超絶笑顔で私の方に走ってくる。あぁ、犬。
｢A〜！！おま、遅せぇよ〜…あ゛ぁ〜可愛い可愛すぎる大好きチュ〜｣
｢｣
私が言葉を発する前に強制的に塞がれた。もうあれだな、私も慣れてきたよ。
これだけマスクキス慣れてると本番死にそうになりそう。絶対恥ずいよね。
おばさんたちは悔しそうに私を睨んで歩き去っていった。
3歩目くらいで同時にヒールが折れたのはさすがに笑った。
春千夜と至近距離の時に吹き出したから苦しかったのかと心配されたけれど、全然そんな事ない。
むしろ爽快でございますわっ。
春千夜が乗ってきたバイクの後ろに乗り、細めの腰に抱き着く。
細いけどガシッとしてる。細マッチョ、私のどストライクなのだ。
私と春千夜はもう冗談抜きで運命だと思う。
｢はるち〜！！｣
｢んだよ〜！！！｣
｢好きぃ〜｣
｢後で抱き殺す｣
｢それは勘弁して｣
明日からの監視。
マイキー達は完全に敵ではないとわかっていた。
その考えが甘かった。
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氷天(プロフ) - 成瀬鳴くんの名前出てきて、嬉しすぎてリアルに発狂しました！とても面白くて好きです！ (2022年3月15日 12時) (
レス) @page24 id: 99ee63215f (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - 名前とヒロインって何が違うんですか？ (2022年2月27日 21時) (レス) id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - チョコボールじゃねぇよ！！って浪川の方の大輔さんですよねwwww頑張って下さい。応援してます！ (2021年12月10日 20時) (レス) @page38 id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - なぜだろうwwなんだかこの夢小説嫌いになれないwwww私こういう夢小説苦手なのにwww・・・好き〜〜 (2021年12月5日 15時) (レス) id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく - まだ途中までしか読んでないけど腹痛いww当たりまくる星座占いとか、どっかで見たようなCMとかww (2021年11月30日 21時) (レス) @page27 id: df29fd2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2021年9月11日 23時
