32話 ページ33
春千夜の頭を一発引っぱたいて店の中に戻る。それですら喜んでたよ。
あのマイキーも流石に引いてた。
タケミっちとヒナちゃんが心配そうに駆け寄ってきてくれた。何この可愛い生物たち。
｢Aちゃん…大丈夫だったの？｣
｢うん…マイキーも場地も、ただの馬鹿野郎じゃなかった。帰り道にちゃんと話す。
ので！今はせっかく来たダブルデートの最後の時間楽しもうか｣
こんなギスギスでせっかくの思い出を悪印象として残して置きたくない。
座っていた席に座り、すっかり冷めてしまったナゲットとポテトを口に入れる。
マックのポテト冷めると美味しくないのが欠点だよなぁ…
｢A〜置いてくなよ…｣
｢春千夜あーん｣
｢あーん♡｣
ナゲットを口に待っていけばご機嫌になる。ホント、こんなチョロくて大丈夫なのかな。
ふにゃふにゃになったポテトをほぼ飲み込む形で全て食べる。
｢ご馳走様でした｣
｢Aさん食べるの早いっすね…｣
｢なんか冷めてるマックは味わう気にもなれなくて｣
｢あー…めっちゃ分かる……｣
ヒナちゃんも食べ終わり、フガフガと珍しく爆食いしている春千夜が終わるのを待つ。
爆食い春千夜の写真を撮ったり、今日買ったばかりのパーカーを汚されてコイツ脱がせたろうか、と思ったり。
同じ空間に菜緒ちゃんが居ることをすっかり忘れていた。
｢マイキーくぅん、菜緒これ食べられなぁい｣
｢え……俺もそれ食べられないんだけど｣
｢え｣
っふ……カッコつかないなぁマイキー。
ピクルス食べられない子のを代わりに食べられないとかヒナちゃんに劣るね。
ヒナちゃんなんて笑顔で食べてくれてからね。
｢あぁー…食ったし帰ろうぜ｣
｢そうっすね、これ以上ここにいると三途くんのストレスが溜まりそうですし…｣
｢お、分かってんなァ花垣〜｣
店を出ようとした時、後ろから走ってくる足音。音が軽い、菜緒ちゃんかな。
待って、と春千夜のことをまた引き留めようとした菜緒ちゃん。
そう何度も、触らせない。
春千夜に伸ばされた手をたたき落とした。
｢っ…！｣
｢……触んな。私のだ｣
春千夜の腕に自分の手を絡ませて、菜緒ちゃんをひと睨みして店を出た。
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氷天(プロフ) - 成瀬鳴くんの名前出てきて、嬉しすぎてリアルに発狂しました！とても面白くて好きです！ (2022年3月15日 12時) (
レス) @page24 id: 99ee63215f (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - 名前とヒロインって何が違うんですか？ (2022年2月27日 21時) (レス) id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - チョコボールじゃねぇよ！！って浪川の方の大輔さんですよねwwww頑張って下さい。応援してます！ (2021年12月10日 20時) (レス) @page38 id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - なぜだろうwwなんだかこの夢小説嫌いになれないwwww私こういう夢小説苦手なのにwww・・・好き〜〜 (2021年12月5日 15時) (レス) id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく - まだ途中までしか読んでないけど腹痛いww当たりまくる星座占いとか、どっかで見たようなCMとかww (2021年11月30日 21時) (レス) @page27 id: df29fd2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2021年9月11日 23時
