Story6 ページ7
「A様、起きてください」
「んぅ…もう朝なのぉ…?」
「まだ夜は明けてませんが、お客様です。
A様をお呼びです」
……お外は真っ暗。こんな時間に誰が…私にお客さんなんて………
扉を開き、閉めた。
「…あの、A様なぜ扉を閉めたのですか?」
「…A、ちょっと疲れちゃったのかも……」
気のせい…だと信じてもう一度扉を開けた。
「おい、なぜ閉めた」
「……」
「また閉めようとするでない!」
「きゃう…!あ、ああ、あアスモデウスさんなんでAのお家の前にいるのぉ〜…!」
すこしパニックになる。だって、Aのお家の場所も教えてないし、アスモデウスさんが来る理由もないのに…!
しかも、こんな夜中に…
「…どうしたんですか…?」
「馬鹿者!イルマ様のお出迎えをするのに従者が先に待っているのは常識だろう!」
「…Aも、イルマお兄様の従者なの?」
「当たり前だろう!さぁ、支度をしろ!今すぐに行くぞ!」
「えぇ〜っ!!」
真っ暗なのにもう行くの?
アスモデウスさんのイルマお兄様への忠誠心…?はすごいけど…
A、まだ眠い…
「…っぶ、ブルボンさん…」
「お召し物とお荷物です。行ってらっしゃい、A様」
……あ…
扉が閉じて、その場で立ち止まる。
どうしたのかと聞かれてるけど、そんな場合じゃないの…
ブルボンさん、笑ってた。
いつも少し怖いお顔してるのに、嬉しそうだった。
「おいどうした!先にイルマ様が到着してしまうだろう!」
「…6時間6分前だけど……」
目を擦っても少し視界はぼやけたまま。
「あのぉ…」
飛びながら前を行くアスモデウスさんに問いかける。
こんなこと、聞いて迷惑だと思わないかな…
「なんだ?」
「…アスモデウスさんも、私と仲良しさんになってくれるの?」
「…………」
…あ、れ……なんにも言ってくれないや。
やっぱりAが仲良くなるだなんて勘違いしてたから怒っちゃったのかも…
「…ご、ごめんなさい…!なんでもないから気にしないで下さい!」
「…その、な……仲良し………さんでは無いが!!仲が悪い訳でもないからな!」
「…ぇ……?」
___
__
ちょっとだけスキ魔!
校門にて…
「Aは眠くない…Aは、眠く……Aは…………すぅ」
「起きんか!こんなところで寝たら風邪引くだろう!」
「おかゆぅ…」
「おかゆ……?」
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朝 - アスモデウスの家系能力。とかいう小説を書いている朝と申します!すっごい面白いです!更新頑張って下さい! (2022年5月22日 17時) (レス) id: 334be47d6a (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜+α(プロフ) - 名前はまだないさん» 返信大変遅くなりました!コメ主様とも趣味がとても合いそうですね!これからも私のペースで頑張らせて頂きます! (2021年8月28日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
名前はまだない - 夜遅くにコメント失礼します・・・!!偶然見つけたのですがウマ娘も魔入間も好きなので見てて楽しいです(*´`) 主さんのペースで頑張ってください!応援してます!!!! (2021年8月8日 0時) (レス) id: 567784a46c (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜+α(プロフ) - 音さん» 返信遅くなりました!コメントありがとうございます!おぉ、私たち趣味が合いそうですね!作品を見て楽しんでいただけたのなら幸いです。これからも頑張ります! (2021年8月7日 21時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 初めて感想をかきます。僕もライスシャワーと魔入間が好きなのでこの作品のを見てすごく嬉しかったです!!続きも楽しみにしてます。長々とすいません。 (2021年8月3日 19時) (レス) id: e12759efc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年7月31日 21時