Story43 ページ44
お兄様の後を着け続けて、あまり人のいない道へと…本当に怖い人たちに酷いことなされてないよね…？
でも足取りは軽いし、嫌なことではない…のかな。
目的地に着いたのか、お兄様がひらけたところで止まってしまった。ここにい続けたら多分バレちゃう……
音を出さずに羽を出して、柱の上へと移動する。上の方なんてそう見ないと思うから…
…やっぱり、生徒会。
あのお花の時からずっとここに来てたんだ。……何でだろう…まさか、生徒会がお兄様をこき使ってるなんてことないよね。
無いか、アザゼル会長だもん。
そんな事しない。
暫く待って、廊下の奥から足跡がする。角から姿を現したのは真っ赤な髪の毛。
｢ぁ…あの、大丈夫ですか…？｣
｢…気にするな…｣
｢はぁ…｣
｢…っ……待ったか…？｣
｢……いいえ、今来たとこです｣
……な、なな、なんだろう……二人を見てると、なんか胸がドキドキしてる…！
お兄様、少し待ってたのに優しい嘘ついて…
……や、やっぱり胸がドキドキしてる…ふ、2人で今から何をするのかなぁ…
もっと近くに行かないと。
アザゼル会長、お顔がほんのり赤くなってる…なんだか、いつものカッコいいアザゼル先輩じゃないみたい。
普通の、女の子だ…
生徒会室に入る瞬間、扉が閉じる寸前に中に入り天井の隅で身を潜める。
一体何が…
｢はい、お待たせしました。では、この間の続きで5巻から始めますね｣
｢うむ！｣
……あれは、ご本の読み聞かせ…？
耳を済ませて、お兄様の読んでいる声をしっかりと聞く。
な……な、何のお話なんだろう…！こんなお話聞いた事ないし、やっぱり胸がドキドキしてて…
Aの分からない言葉がたくさん出てくる。
｢夢…つまり野望の事か！｣
｢え！？…あぁ、そうですね…｣
｢ではここから彼女は邪魔者をちぎっては投げ、ちぎっては投げ…！｣
｢ちぎっては投げないかと…｣
夢に、野望。…野望か……
Aとは疎遠な言葉だなぁ。
｢アメリさん、アメリさんは将来の夢とかあるんですか？｣
｢夢…？私の……
私は、悪魔であることに誇りを持っている。皆にも、悪魔に生まれたことを誇って貰いたい。
だから…生徒たちの質を向上し、この学校を悪魔たちの憧れの学び舎にしたい。それが私の野望だ｣
なんてカッコいい悪魔なんだろう。
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朝 - アスモデウスの家系能力。とかいう小説を書いている朝と申します！すっごい面白いです！更新頑張って下さい！ (2022年5月22日 17時) (
レス) id: 334be47d6a (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - 名前はまだないさん» 返信大変遅くなりました！コメ主様とも趣味がとても合いそうですね！これからも私のペースで頑張らせて頂きます！ (2021年8月28日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
名前はまだない - 夜遅くにコメント失礼します･･･！！偶然見つけたのですがウマ娘も魔入間も好きなので見てて楽しいです(*´`) 主さんのペースで頑張ってください！応援してます！！！！ (2021年8月8日 0時) (レス) id: 567784a46c (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜＋α(プロフ) - 音さん» 返信遅くなりました！コメントありがとうございます！おぉ、私たち趣味が合いそうですね！作品を見て楽しんでいただけたのなら幸いです。これからも頑張ります！ (2021年8月7日 21時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 初めて感想をかきます。僕もライスシャワーと魔入間が好きなのでこの作品のを見てすごく嬉しかったです！！続きも楽しみにしてます。長々とすいません。 (2021年8月3日 19時) (レス) id: e12759efc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2021年7月31日 21時
