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Story25 ページ26

「…二人の所へ戻ろう」


「…うん、ありがとうお兄様」




……頑張ろう。今度こそ、絶対…絶対に…!





_______
____




「ほんとに、ごめんなさいっ!」


「…まぁ、イルマ様なら必ずお前を連れ戻すだろうと思っていたがな」


「もちもち急に行っちゃうんだもん。はい、もちもち手出して!」



待っていてくれた2人の元へ。

アスモデウスさんはちょっぴりツンツンしていた。

クララちゃんには、何故か手を出してって……痛いこと、するのかな。


ギュッと目を瞑り、いつ来るか分からない痛みを待っていても中々衝撃が来ない。

クララちゃん、もしかして何か用意して…



触れた少し温かいものに肩が跳ねる。

心地よい温かさに、びっくり。



「…クララ、ちゃん……」


「私と手繋いでて!これでもうもちもちは逃げられません!私はお姉様だからお世話するの!」



…優しいなぁ。優しい悪魔だなぁ……



「…手、繋いでても迷惑じゃない?」

「もちろん!私たちはずーっと一緒だもん!」



このやり取りの直前まで、クララの方が妹だと言おうとしていたアスモデウスは口を閉ざした。

レヴィアタン・Aの方が、妹だった。



「あの…アスモデウスさん、クララちゃん」


「なにー?」


「…Aね、これから沢山迷惑かけちゃうと思うけど……一緒にいてもいい?」




「イルマ様がお側にいるのを許可したのだ。私はそれに従うまで」

「私もちもちもイルマちもアズアズも大好き〜」

「それは答えになっていないだろう」

「えへへ〜」





Aはアスモデウスさんやクララちゃんとは違う。

Aはヒールなんだ。

だから…Aは嫌われ者(ヒール)として精一杯お兄様に仕えよう。


表立てなくてもいいから、Aは裏から3人の幸福を支える。


Aは、幸福の悪魔だから。

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- アスモデウスの家系能力。とかいう小説を書いている朝と申します!すっごい面白いです!更新頑張って下さい! (2022年5月22日 17時) (レス) id: 334be47d6a (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜+α(プロフ) - 名前はまだないさん» 返信大変遅くなりました!コメ主様とも趣味がとても合いそうですね!これからも私のペースで頑張らせて頂きます! (2021年8月28日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
名前はまだない - 夜遅くにコメント失礼します・・・!!偶然見つけたのですがウマ娘も魔入間も好きなので見てて楽しいです(*´`) 主さんのペースで頑張ってください!応援してます!!!! (2021年8月8日 0時) (レス) id: 567784a46c (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜+α(プロフ) - 音さん» 返信遅くなりました!コメントありがとうございます!おぉ、私たち趣味が合いそうですね!作品を見て楽しんでいただけたのなら幸いです。これからも頑張ります! (2021年8月7日 21時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
- 初めて感想をかきます。僕もライスシャワーと魔入間が好きなのでこの作品のを見てすごく嬉しかったです!!続きも楽しみにしてます。長々とすいません。 (2021年8月3日 19時) (レス) id: e12759efc5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2021年7月31日 21時

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