Story12 ページ13
学校中お兄様の話題でもちきり。もふもふのカルエゴ先生がメインに写ってて、記事はお兄様のことがぎっしり。
A、凄い人と仲良しさんになろうとしちゃってるなぁ……
…でも、お兄様すこしだけ元気無いみたい。
儀式の時も、入学式も目立つのが嫌みたいだった。それなのにこんなに注目されちゃって……
これも、全部Aのせいだ。
ダメダメなAがお隣にいるから、お兄様に迷惑かけちゃってる…
「イルマ様、こちらです」
「あ、うん…えっと、教科書受け取るんだっけ?」
「はい、悪魔の基礎や呪術に薬学…拷問学などです。実技が楽しみですねぇ」
「そ、そうだね……」
…またお兄様…隠し事してる。
でもでもっ、言いたくないことがあるのは当たり前だもん。
Aだって言ってないこといっぱいあるのに、お兄様だけにそんなこと言えない…!
「…おかゆ、何故こちらに来ないのだ」
「あぅ……Aが隣にいたら、お兄様やアスモデウスさんも不幸になっちゃうから……」
「またそんな事を…」
だって、本当の事なんだよ…Aが隣にいると……
「大丈夫!不幸には慣れてるから!」
「……」
「あれ、A…?おーい、どうしたのー?」
不幸に、慣れてる……
ダメだよ、不幸に慣れたら。
不幸が当たり前なのはAだけでいいもん。
他の悪魔が不幸になったら…Aは……
他の悪魔を、羨めなくなっちゃう。
「……A?」
「お前たち!何をしてる、イルマ様に道を開けろ!」
「やめてぇぇぇぇ!!!」
あれ……Aがボーっとしてるうちにアスモデウスさんが使い魔を…
って、Aもお兄様のためになにかしないと…!
でも使い魔に頼るなってカルエゴ先生に言われちゃってるし…
あぁ…ダメダメだ……
「いっ…いいから!!アズくん!大丈夫だからぁ〜…!」
「そうですか…イルマ様がそう仰るなら……」
「Aも、ほら落ち込まなくていから!ね?」
「でも…お兄様の役に立ちたかった……」
「そう落ち込むな。貴様もこれから更にイルマ様の従者として成長するだろう。
…道が開きました。では、参りましょう」
教室前に着いた時、中から騒音が聞こえてくる。
でもなんか、すごく楽しそうな声がする気が…
そして扉を破り出てきたのは、緑色の女の子だった。
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朝 - アスモデウスの家系能力。とかいう小説を書いている朝と申します!すっごい面白いです!更新頑張って下さい! (2022年5月22日 17時) (レス) id: 334be47d6a (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜+α(プロフ) - 名前はまだないさん» 返信大変遅くなりました!コメ主様とも趣味がとても合いそうですね!これからも私のペースで頑張らせて頂きます! (2021年8月28日 8時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
名前はまだない - 夜遅くにコメント失礼します・・・!!偶然見つけたのですがウマ娘も魔入間も好きなので見てて楽しいです(*´`) 主さんのペースで頑張ってください!応援してます!!!! (2021年8月8日 0時) (レス) id: 567784a46c (このIDを非表示/違反報告)
彼岸桜+α(プロフ) - 音さん» 返信遅くなりました!コメントありがとうございます!おぉ、私たち趣味が合いそうですね!作品を見て楽しんでいただけたのなら幸いです。これからも頑張ります! (2021年8月7日 21時) (レス) id: a879f029a1 (このIDを非表示/違反報告)
音 - 初めて感想をかきます。僕もライスシャワーと魔入間が好きなのでこの作品のを見てすごく嬉しかったです!!続きも楽しみにしてます。長々とすいません。 (2021年8月3日 19時) (レス) id: e12759efc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年7月31日 21時