16話『黄緑色の騎士様(笑)』 ページ8
家に帰って制服も脱がずにベットに寝転がる。
なんか、濃い1日だったな。
てか、お父さんなかなか帰ってこない…忙しいのは分かるけど流石に帰ってこなすぎ。
｢…お母さん、お父さん実は浮気とかしてたら草生えまくりだよね｣
…まぁ、ありえないけど。
記憶の片隅に、お母さんの亡骸を抱きしめて涙を流すお父さんの姿を見る。
｢…お母さん、私また間違えてないよね。ちゃんと仲間もいるし、独りじゃないから｣
写真を見て、私はお母さん似なんだと改めて実感した。
｢…なんだろ、寂しいやw｣
不思議に迫り上がってくる感情を抑えるように、笑う。
いつだって、笑っていれば大丈夫……
のはず。
次の日の朝は今まで以上に大変だった。
｢一ノ瀬さんおはよ〜！｣
｢Aちゃん、今日のお昼ご飯一緒に食べてもいいかな…？｣
あはっ☆モテ期到来！きちゃ〜！！
｢おはよ、今日のお昼か…あ、お昼休み理事長に呼ばれてたわ……明日でも大丈夫？｣
｢うん！わざわざありがと！｣
なんだ、女の子可愛いじゃないか。
｢うわ、Aのモテ期とか…｣
｢なかむ…？？え、嫉妬すか？wあっはドンマイっすわ〜ww｣
｢うるせえ！！どうせ俺だってお昼女子に誘われるし〜！｣
ふっふっふ、読者の諸君に第一生徒会と第二生徒会の違いを簡単に説明しよう！！
まず女子への対応だね！第一の奴らは蔑ろに扱うけど…
私達第二生徒会はみんなに優しく！親切に！フレンドリーに接します！( *¯ ꒳¯*)
お昼は必ず生徒会メンバーで食べるわけじゃありません！みんなで食べた方が美味しいし。
あと、腹黒い事言えばコネが作れる()
｢でも流石Aだよね、他の人が生徒会設立してたらこんなに迎え入れられてないと思うよ｣
｢Aは謎のカリスマ性があるからな｣
……え？
｢スマイル今なんて？｣
｢んぇ…？Aには謎のカリスマ性がある｣
カリスマ性…？え、何それ初めて言われたんだけど。
｢…私には縁のない言葉だと思ってた｣
私のガチ顔にスマイルが1番驚いていた。
｢…不思議とAについて行きたいって思わされるんだよ。理由は特に見つからないし…A自体に俺たちは惹かれてるよ。だからこうして一緒に生徒会を立ち上げられたし……A？｣
思わず口を手で隠す。
ニヤけが、止まらない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2910人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
バレル信者 - 更新待ってますぅ！！！！(^p^) (2月19日 15時) (
レス) @page20 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
らるらる - メッチャ良かったぁぁです！運営のお名前とワイテのお名前センス良すぎぃぃと思いましたぁぁ！ (11月24日 22時) (レス) id: a6c7068b23 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっか - 更新待ってます！体調に気をつけて下さいね (10月20日 22時) (レス) @page20 id: d1ab8e2fb7 (このIDを非表示/違反報告)
NUTS Y(プロフ) - 更新待ってます‼︎ (9月15日 11時) (レス) @page20 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子(プロフ) - 更新待ってます‼︎すきぃぃぃぃい！！ (8月19日 5時) (レス) @page20 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年8月13日 9時
