2話 『金髪とバイト先の白いやつ』 ページ6
何事もなく学校が終わり、サッと教室を出て帰ろうとした時ぶるーくに呼び止められ急ブレーキをかける。
｢どした？｣
｢いやぁ、一緒に帰ろうかなって…ついでにアイツらと会わせようかな〜とも｣
｢会いたい…！…っけれども……すまないぶるーく……私はバイトに行かないと行けないんだ…っ｣
あ、冷めた目で見られてる。やめよ。
｢そっか…んじゃ、明日のお昼も一緒に食べようね｣
｢おけ、また明日ね！｣
ばいばい、と手を小さく振っているぶるーくに手を振り返して昇降口に向かう。
はぇ〜…私より可愛い。
明日楽しみだなぁ…なんて考えていたその時。曲がり角から出てきた誰かとぶつかって…
しまう前に避けますよ、なんて運動能力が欲しかった。
無事にぶつかった私は転びはしなかったもののふらついてしまった。何だよ、と思ってぶつかった相手を見れば…
高身長金髪の碧目の男。ものすごい形相で私のことを睨んでいた。
｢ﾁｯ…また女かよ｣
｢はぁ？｣
そんなことを言って通り過ぎたそいつの背中を見ずに聞こえるように2回舌打ちをした。
金髪野郎からの視線が痛いっす。こっち見んな。
とにかく面倒なやつに関わったなと思いつつ昇降口に向かいそのままバイト先のカフェに向かう。
学校に通い始めたのが今日なだけでここに越してきたのは2週間ほど前の話なのだよ。
｢こんにちは〜｣
｢あ、Aちゃんやほ｣
｢ぴくと先輩チーッス｣
先輩に挨拶して着替えて厨房に入る。ちな、お菓子作る係は私とぴくと先輩である。
ぴくと先輩は良き話し相手だ。
｢今日学校だったんでしょ？お疲れ様｣
｢ありがとうございます…｣
｢生徒会ってどんな感じだった？｣
｢関わりたくないんで目視してないんっすよねぇ…話聞く限りイケメンの集まりでしか無さそうでしたよ｣
俺も入れるかな…！なんておちゃらけている先輩に呆れ笑いを披露すれば悲しそうにしている。なんか…ごめんなさい。
｢とりあえず、面倒な奴ららしいっす。
なんでも男しかいない生徒会の中に女子が一人いるらしく愛されてるとかどうとか｣
｢うっわ、女に妬まれるやつじゃん｣
｢しかもその逆ハー女の性格がクソらしいっすよ…なんでこんなところに転校しちゃったんだろ｣
よしよしと頭を撫でてくるのでとりあえず足を踏んでおいた。
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素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか？流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (
レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs（（殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました！夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年6月21日 8時
