12話『緑の後輩、金の先輩』 ページ42
｢先に言っておくけど、みどりくんはほぼ人間不信だから話してくれるかすら分からないよ？｣
｢…それは仕方ねぇな、私から会いに行くことに意味があると思うから大丈夫｣
そっか、と笑を零した。教室のドアをバン！と開けてズカズカと入っていく様はまさに不良…
…もしかしなくても、不良っての口実にして結構やってんなぁ…
周りがチラチラと私たち見ているけど気にしてなんか要らんないわ。
｢…ぇ、あの人2年生の一ノ瀬先輩だ…！｣
｢なんで猿山さんと一緒にいるんだろ…｣
｢一ノ瀬さんって悪い人なのかな…｣
…好き放題言いやがって糞ガキ共め(1年しか違わない)
ガキが…舐めてると潰すぞ()
｢…ェ、らだおくんナニ？｣
｢…Aがみどりくんに会いたいって言うから｣
…わぉサラッと名前呼びになってる。なんだこいつイケメンか？
｢…ァ……｣
｢みどりくん、ね。さっきは話せなかったから直接話しに来たの｣
｢…カエッテ｣
……分かってたけどおばさん悲しい！！！…まぁ、拒絶されてるのに居座るのもあれだよな…
｢…分かったよ〜…♪｣
｢ア〇雪｣
｢よくわかったねらっでぃ｣
そんな不思議そうな顔で見ないでみどりくん…！？…みどりくんだけじゃねぇや…
｢…え、一ノ瀬さんこんなとこで何してるんっすか…？｣
……なぁんでこうややこしくなる時に出てくるかなぁ…！？
｢…ショッピ……｣
悪気は無いのは分かってるんだけどさ…らっでぃいる時はちょっと不味いんだよなぁ…
案の定、らっでぃの目付きが一気に氷点下へと変わる。それはみどりくんも同じだった。
気圧されたショッピがちらっと私に視線を向ける。…まぁ、この前の事もあるし……
｢2人とも落ち着けって…コイツは今の所“コッチ”側の人間だ｣
それでもらっでぃの表情は険しいままだった。
｢…あの、猿山さん。ただの言い訳っすけど“俺は”アンタらに危害を加えるつもりはありません。…先輩達とはちゃいますから｣
ショッピがらっでぃと話している時、ふと視界に映ったみどりくんは、微かに震えていた。
…これは、単純な問題って訳でも無いみたいだなぁ……
｢…大丈夫か？｣
｢…ｯ……ﾍｲｷ…｣
しゃがんでみどりくんの視線に合わせれば直ぐにそれは逸らされた。
｢…私、今日はもう行くから……今度は話してな｣
｢…｣
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素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか？流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (
レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs（（殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました！夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年6月21日 8時
