11話『今世紀最大の提案を』 ページ36
色々なことを考えているうちにあっという間にお昼の時間。
私の机を取り囲むように座り、真剣な面持ちで私が話すのを待っている。
「……私さ、権力がひとつに集まってしまっているから生徒会がやりたい放題何じゃないかと思うのね?
それについて不満を持ってる人はこの学校中に沢山いる。そこで考えたわけよ…_____」
「…!?それ、本気で言ってんの?」
スマイルがありえないと言わんばかりに目を見開き、そういう。みんな同じような顔をしている。
「流石にこんな時に冗談を言うわけないじゃん?本気だよ、私は」
「…仮にそれを実行に移すとしてさぁ、成功の目処は着いてるの?」
きりやんの疑問に、私がまだみんなに話していなかったということを思い出す。
「…フューラー会長言ってたでしょ?最終的に勝つのは権力者だって。その言葉をそのまま返せる方法がある」
どういうことだと言わんばかりのみんなの表情。
「…あっは、いくら学校のトップだったとしても……教育委員会には勝てないでしょ?」
「教育…?」
さらに分からないとみんな顔に出ている。
「…知ってる?関西教育委員会の会長の名前。
一ノ瀬 雄一って言うんだぜ?」
そう、この関西の教育委員会会長を務めているのはあの、娘大好きな父である。
転校してきた理由、父が関西の会長に任命されたからだったんだよ。
「一ノ瀬って……」
「そ、私のお父さん。ちょっと性格悪いけど、権力なら私がこの学校で1番だよ」
ニヤリと笑って見せれば、呆れつつも同じように悪い笑みを浮かべるみんな。
ほんと、ウマが合うよ。
「ま、こういう事だから成功の目処ありありだぜ?どう、君らも乗らない…?」
「しょうがないなぁ…!乗ってやるよ!!」
「僕はそもそも乗る気満々だったよ」
「あぁ〜…やっべぇすごい楽しみなんだけど」
「俺たちの復讐も兼ねてね」
「…まぁ、これはやる流れか……」
「いいんじゃない?面白そう」
ま、メンバーは決まったところだし……でも、対抗するにはまだ足りない。
誰を誘うのかは既に決めているけど、向こうが承諾してくれるかどうかが問題だな。
「思い立ったが吉日、放課後早速行こうか。
理事長に直談判」
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素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか?流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs((殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました!夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年6月21日 8時