検索窓
今日:9 hit、昨日:39 hit、合計:707,852 hit

87話 嫌な予感程的中する ページ47

食堂に行けばもうレティと鬱隊長以外は既に揃っていた。ワイワイと話している訳でもなくてその異様な空気に思わず顔をしかめる。

「…なんや、なんかあったんか?」


ゾム先輩の問いにコネシマ隊長が答える。


「………詳しいことはこのあとの会議で話すけど、レティの事についてな」

シャオロン隊長もどこか考え込んでいる様子だった。


昨日の調査で問題があったんだろうけど。



「詳しい事はまだ決まった訳とちゃうから言えへんけど、警戒だけはしといて欲しい」

コネシマ隊長の真剣な声音に私達は頷くことしか出来なかった。



「おっはよ〜…あー良かったぁ……今日はみんなが居てくれるから一人ぼっちじゃないやぁ」


扉を開けて入ってきたレティの様子は、少しだけ昨日と違ったように見える。

何かが起こる前兆にしか思えない。
コネシマ隊長はレティの事をじっと見ていた。定めるような瞳。


「みんなぁ聞いてよ…昨日皆がいないからってAちゃんがレティの事仲間外れにしてぇ……」


思わずゾッとした。

今までのように睨まれた訳では無い。そんなんでビビる私じゃない。

虚ろな瞳で私の事じっと見つめ、ニタッ…と不気味に口角を上げていた。そこに以前のレティの姿は無い。

まるで別人。


背筋が冷える。



「……なんだ、この空気は」

「グルッペン…」


助けを求めるようなトントン書記長の声音にグルッペン様が状況を把握した。


「…腹減ってなんも考えられへんわ、はよ食べるか」


珍しいグルッペン様の訛りに驚きつつもいつものようにいただきますの挨拶をして食事に手をつけた。

その間、レティの視線を受け止め続けた。


明らかに今までとは違う。

コネシマ隊長が言っていた言葉を忘れないように胸に刻んだ。


「…ご馳走様でした」

「なんや、Aえらい早ない?」

「少しやらないといけない事を思い出したのでお先に失礼します」


ゾム先輩に一礼して部屋へと急ぐ。もしも自分の勘が当たるとするならば少し準備が必要になる。

自分の部屋の机の中から学生時代のノートを取り出す。



「…あった__」











.



あれから1時間ほどがたち、やることも残り一つ。部屋を出て図書館へ向かう。

図書館でお目当ての本を見つける。







♡☆♡☆
明日ツイステの小説公開しますぜ。
興味ある人は見にきてくれぜ。

新作!→←86話 寝惚け



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (778 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2096人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , zm , 軍パロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ポンコツ - めっちゃ面白くてどんどん読めました!マジ神作! (2021年5月15日 8時) (レス) id: 325f452e67 (このIDを非表示/違反報告)
隻狼姫(プロフ) - えっ、おすすめに出てきたから見てみたら面白くて一気読みしてたんですけど、まさかお気に入り登録してるtwst小説の作者さんだったとは…そりゃ面白いわけですわ… (2020年10月7日 21時) (レス) id: efc986c11a (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - 次回が最終回…だと…!?うああああ……待ちきれないぃぃい…。むっちゃ楽しみです!! (2020年9月26日 0時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
kiito - あぁー最終章に突入してしまった〜!嬉しいけど寂しい(´;ω;`) (2020年9月21日 22時) (レス) id: 840ffe907d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃ(プロフ) - レティまさか、、、味噌汁に*を、、!?だから夢主は*に関する本を教授のいる図書室から借りてキッチンで*を作ってから飲んで耐性を付けたんですか!!?(*←のところ合ってるか分かんない、、) (2020年9月16日 20時) (レス) id: c3d604437a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2020年6月6日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。