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世界は、皆が思っているほどに綺麗じゃない。

人間は、どうせ汚れていた。

泥水を啜って、地を這いずって。

それでも私は、綺麗な愛はあると信じていたい。

いたいのだけど

いたかったのだけど

ねえ、世界は裏切りしかないの?

世界は、何も答えてくれないの?

一番に愛さなければいけない人は、彼は私をなんだと思っているの?

彼なんて、私には要らないの?

彼は、私が居なくても生きていそうね。

私は……愛してくれている彼女を愛するべきなの?

卑怯ね、私。

貴女が何年経っても私を愛すると言うなら、私、待つわ。

貴方が私を利用すると言うなら、私も貴方を使うね。

彼女を愛するべきと言うなら……

彼女を愛する事が許されるまで、私は彼と情の関係を続けるわ

愛が何年も続いてるなんて、わからないけど

何時だか、愛の消費期限は三年と聞いたの

なら、明日なんて要らないの。

綺麗に愛したかった

綺麗に愛されたかった

現実は、そんなに甘くないのよね

知ってた。知ってたの。

「離れないで」

そう、泣いて訴えた貴方はもう……お金が足りないとしか言わないのね

人の力を宛にしないでよ。自分でどうにかしようと思えないの?

貴女は、私が綺麗と言うの?

一途に一人を愛しきれない、そんな私を綺麗と言うの?

私、ずっと狡いのよ?

貴女を寂しさを埋める為に利用してるかもしれないのに

そんな純粋な想いな、貴女の葛藤が酷く愛おしいのは、私が可笑しいの?

私で満たしてよ。私で満たされてよ。

貴方、ねぇ。

束縛野郎だと自称するなら、ちゃんと縛ってよ。

じゃないと何処かに行ってやるんだから。

如何して、貴方は都合のいい時しか甘い言葉を吐かないの?

貴女には、ごめんねって言いたいの。

それでも、私に向けたその綺麗な程に真っ直ぐで純粋で、一生懸命な愛が好きなの。

……私、結局、私が一番可愛いの。

寂しい時に、優しい言葉なんてかけられたら、私、貴女に揺らいじゃうの。

でも、法が邪魔するの。

私、わかってる。私の愛は間違っていると。

私の神様は、私の恋愛だけは相容れないみたい。

でもいいの。神様に自分のことが言えるくらいになったもの。

間違いだらけで、我儘な貴方を愛しているのは、もう限界なの。ごめんなさい。

間違いだらけで、真っ直ぐに愛してあげられなくて……我儘な私でごめんなさい。それでも、私は貴女を愛しているわ。

…………もう、明日なんて要らない。だから、今だけは、望んだ愛を頂戴。

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せいにゃん*すとろべりー - 泣いた、、、つら、、、ほんとに、素晴らしいです (2019年9月16日 3時) (レス) id: bab35b3fea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:道化 | 作成日時:2019年5月16日 19時

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