年末年始、コタツ、年越し煮麺(13、ポロロッチョ) ページ45
｢ふっかーつ！！！｣
｢んで年末だな｣
バグが完治した頃には、既に大晦日になっていた。
治るまではずっと付きっきりだった13と、事情を知った途端に13同様ずっと手際よく看病してくれていたポロロッチョには感謝したい。
｢二人とも、ありがとね｣
｢何言ってるのよ！女の子が体調を崩してるんだから、放っておく訳ないじゃない！｣
｢ポロロッチョらしいな。ま、俺はお前だからだけどな。感謝しろよー｣
二人に代わる代わる頭を撫でられる。少し恥ずかしくなってしまい、ぷいと顔を背けてしまったが。
｢子供扱いしないでよ。私は酒も飲める大人ですー！｣
｢したつもりは無いわよ？｣
｢ただなぁ？お前、頭撫でるとちょっと嬉しそうに笑ってんだぜ？｣
｢は？何それ初耳｣
二人は顔を見合わせると、肩を竦めてから笑った。私は訳が分からずに眉間に皺を寄せる。頭の中には疑問しかない。
｢ちょっと、何さ？｣
｢なんでもないわよ？｣
｢ああ。知らなくていいんだよ｣
触らぬ神には祟なし、という事だろうか……仕方が無いので、話題を切り替えてやることにした。
｢……そういえばポロロッチョ、あんた、女の子が体調不良なら放っておかないって理屈さ｣
｢乃保の事かしら？あの子、ワテクシを見た途端により激しく暴れるものだから……対処できなかったのよ｣
出した疑問に、食い気味で答えたポロロッチョ。私と13の時と同じ理屈か……
｢結局、あの子どうなったの？｣
｢既に治って、バトアリ。じっとしてた鬱憤を早速晴らしているみたいよ｣
｢キル数エグそうだな……｣
あれから、乃保のことを見ていない私からすれば、まあ、想像通りだけれども……矢張り怖い。今にも切り掛かられそうなので、今年が終わるまではじっとしていようと思う。
｢Aー。口開けてこっち見ろー｣
ポロロッチョの方を向いて話していたら、13から呼ばれたので大人しく従う。と、いきなり冷たい物が口の中に。甘い？
｢アイス？｣
｢ああ。つーわけで、コタツあんだろー。早く出せよ｣
｢ならあんたも手伝ってね。アイスはしまってこい｣
ご機嫌な13。というより、私の部屋にコタツがあるとかなんで知ってんだこいつ。
｢あら！じゃあ、その間にワテクシはそばでも茹でておくわね｣
｢えー、煮麺が良い｣
｢お前、本当にそれ好きだな｣
コタツを13と設営している間、ポロロッチョが年越しそばならぬ、煮麺を茹でてくれていた。
そっからは想像通り。3人仲良く年越しを迎えましたとさ。
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jazz(プロフ) - デラックスお餅さん» 純粋な感想ありがとうございます！何かネタが降ってきたら書けるんですがね……（笑）「コメント アリガトウゴザイマス。コレカラモ ヨロシクオネガイ シマス」 (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
デラックスお餅 - 面白い！次回に期待... (2019年1月26日 20時) (レス) id: 38e0588fa2 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» ありがとうございます！13は絶対お酒好きだろと思いましてつい← ｢コメント アリガトウ ゴザイマス。アノ二人 ニハ テヲ ヤイテ イマスガ……イワレタ 本人達ハ トテモ喜ンデ イマスヨ｣ (2018年12月22日 20時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - お酒で直ぐにつられるサティとビッチちゃんがかわええ (2018年12月22日 20時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - ゲスミンさん» ｢ワタシニ コウイヲ ムケラレマシタカ？ムダガ スキナ ニンゲンラシイ コウドウ デスネ。コレカラモ カンサツ ヲ ツヅケテイキマス｣ご愛読、またご感想、ありがとうございます。 (2018年12月10日 12時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jazz | 作成日時：2018年11月30日 19時
