大掃除(13、ポロロッチョ、まとい) ページ35
さて、年末である。年末といえば、仕事もイベントも盛り沢山。大忙しの月である。そして、年末といえば……
｢大掃除……？｣
｢ええ。あのお方から、皆さんに伝言です。各自持ち場を与えますから、ちゃんとして欲しい、との事です｣
アダムからの説明があった後、グループ分けと持ち場の配置がされた。
さて、メンバーが笑えることに、マスターの考えた組み合わせということらしい。ここで勘のいい方はおわかりだろう。
｢おーい、不純組ー。お前らこっちってさー｣
我らが三人、揃ってしまったわけだ。なんだか聞き捨てならない名前までついてるし。アタリに促されるまま、私達はついていく。その間、私が口を開く。
｢アタリ、不純組って何？｣
｢あ？あいつが言ってたんだよ。俺は詳しくは知らねーからな！｣
｢マスターが？｣
｢そう言えば……俺も聞いてるぜー｣
13がそう言えば、ポロロッチョと私は彼を見て眉間にシワを寄せる。13は何事も無いかのような平然とした態度を崩さない。
｢は？なんで聞いてんの？｣
｢ワテクシも聞いてないわよ｣
｢知らねーよ。俺だって聞いた時に相棒に文句言ったぜ？けどよ、突っ返されちまった｣
アタリを放置して、三人で話し出す。と、そんな不平不満を言っていたら着いたらしい。
｢遅いじゃないか｣
花火師の少女、まといも同グループだったらしい。もう既に、掃除道具を手に持って開始していた。
｢いやー、ごめんごめん｣
｢まあいいさ。早くしておくれ｣
｢わかったわ！任せてちょうだい！｣
｢んじゃ、俺違うから、またな！｣
アタリが最後にセリフを吐いて、ピューっとどこかへ駆けて行った。流石はスプリンター……速いな……
だが、ポロロッチョはまだしも、私と13が揃って、真面目に掃除をするわけがない。広いリビングを任されていたが、もうそれはそれは阿鼻叫喚となっていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢くらえ！ほうき打撃！｣
｢バリアー！全天張ってるから効きませーん！それ！クイックルワイパー！！！穿！！！｣
｢そりゃねーだろ！ずりーぞ！しかもそれ、忠臣のじゃねえか！｣
｢ズルいも何もありませーん！真似して出来ちゃっただけですー！｣
……あいつらは何をやってるんだい？頼まれたのは掃除なのに、ふざけてばかりだね。まるで小学生男子じゃないか。
しかも、貴重なカードまで使って。
｢あんたら！そんなんじゃ終わんないだろ！？真面目にやっとくれ！｣
その時、後ろから肩を叩かれたのさ。
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jazz(プロフ) - デラックスお餅さん» 純粋な感想ありがとうございます！何かネタが降ってきたら書けるんですがね……（笑）「コメント アリガトウゴザイマス。コレカラモ ヨロシクオネガイ シマス」 (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
デラックスお餅 - 面白い！次回に期待... (2019年1月26日 20時) (レス) id: 38e0588fa2 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» ありがとうございます！13は絶対お酒好きだろと思いましてつい← ｢コメント アリガトウ ゴザイマス。アノ二人 ニハ テヲ ヤイテ イマスガ……イワレタ 本人達ハ トテモ喜ンデ イマスヨ｣ (2018年12月22日 20時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - お酒で直ぐにつられるサティとビッチちゃんがかわええ (2018年12月22日 20時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - ゲスミンさん» ｢ワタシニ コウイヲ ムケラレマシタカ？ムダガ スキナ ニンゲンラシイ コウドウ デスネ。コレカラモ カンサツ ヲ ツヅケテイキマス｣ご愛読、またご感想、ありがとうございます。 (2018年12月10日 12時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jazz | 作成日時：2018年11月30日 19時
