続き ページ20
彼の質問に、私は黙るしかなかった。確かに、下着も何も付けていない。上は、ロングコートを着ているだけなのだ。だから下乳が見える。
黙っている事を肯定と取ったのか、優しく丸みをなぞり始める。手の全体を使って。
｢ちょっと？｣
｢なんだよ、良いだろ？それは誘ってる衣装だぜ？｣
13のコートに入る方の手首を掴んで止める。が、彼にとってはいい興奮剤にしかならないらしい。私の口に、彼の仮面一部である、くちばしを模した箇所を、軽く口内へと突っ込まれた。
｢んぁ……ふぁい？｣
｢おー、いい眺めだな。ただ、帽子は邪魔だ。今は退けるぞ｣
パサり。互いの帽子が音を立てて落ちた。彼の手は私のコートの中をまさぐる。だが、やがてくちばしを模した仮面では我慢がならなくなったらしい。口内から抜き取られ、銀の糸が出来る。プツリ、と切れた時。
｢目、瞑っとけ。絶対開けんなよ。開けたらぶっ殺す｣
その言葉の通りに目を閉じる。と、上から激しく深いキスが降りてきた。舌を絡ませ、時には吸われる。
服の中をまさぐっていた手は、いつの間にやら背中に。壁を突いていた手は、後頭部に回っていた。
私も夢中で求め、彼の首に手を回す。酸欠でクラクラし、ベッドに倒される。と、いつの間にやらいつもの格好の13が。
｢言いつけ、よく守れたな。そんじゃ、早速……｣
｢あぁ、もう……どうにでもしていいよ……満足させてね｣
ロングコート唯一のボタンがプツリ、と外される。胸が晒され、もう私もスイッチが入っていた。互いにキスを繰り返すが、脱がせる気配が一向にない。眉間に皺を寄せて尋ねてみた。
｢……どういうこと？｣
｢コスプレイ、一回やってみたかったんだよな。つーわけでA、今日は着たままだ｣
ニヤリと口角を上げる13は、やはりクズ男だと思う。それでも、それがいい夜もある。
さて、ここからは朝まで大人の夜が続いたわけなんだけれど。ベッドで互いにゆったりと時間を過ごしている時。
｢コートん中、せめてなんか着ろ。じゃねえとまたぶち＿すからな｣
そう言って引き寄せられ、深くキスをされた。全く、随分とワガママな上位互換様だ。
結局、新しいコスチュームはグチャグチャになってしまい、2人してVoidollに怒られた。
まあ、説教後の13の顔は面白かった。それと、コスチュームはVoidollによって一瞬にして新品同様になり、コートの中にサラシが加えられた。……下乳が見えることは変わりなかったけれども。
酒で釣られるビッチちゃん(グスタフ)→←魔女コス、死神、部屋の中(13)
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jazz(プロフ) - デラックスお餅さん» 純粋な感想ありがとうございます！何かネタが降ってきたら書けるんですがね……（笑）「コメント アリガトウゴザイマス。コレカラモ ヨロシクオネガイ シマス」 (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
デラックスお餅 - 面白い！次回に期待... (2019年1月26日 20時) (レス) id: 38e0588fa2 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» ありがとうございます！13は絶対お酒好きだろと思いましてつい← ｢コメント アリガトウ ゴザイマス。アノ二人 ニハ テヲ ヤイテ イマスガ……イワレタ 本人達ハ トテモ喜ンデ イマスヨ｣ (2018年12月22日 20時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - お酒で直ぐにつられるサティとビッチちゃんがかわええ (2018年12月22日 20時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - ゲスミンさん» ｢ワタシニ コウイヲ ムケラレマシタカ？ムダガ スキナ ニンゲンラシイ コウドウ デスネ。コレカラモ カンサツ ヲ ツヅケテイキマス｣ご愛読、またご感想、ありがとうございます。 (2018年12月10日 12時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jazz | 作成日時：2018年11月30日 19時
