【オリジナル】オリキャラで!短編集!!【名前変換】

気だるい ページ6

「ねえ・・・」
彼女がこんなに気だるそうなのは、いつもの事だから放っておく。
「ねえ・・・・一樹〜」
うるさくなって来たので、そろそろ返事をしてやる。
「なんだよ。A」
「だるい。」


・・・だろうな。
いつも言っているから、予想は出来ていたよ。
「どうしろというんだよ。」
「どうにかして」


・・・無茶言うな
「どうにもできねえよ。お前じゃあるまいし。」
「できるでしょ。一樹なら。」
お前の中の俺は、一体何者なんだ。
「できねえよ」
「・・・」



・・・・不貞腐れた・・・
そう、なぜか分からないが・・・彼女は、万年的に五月病なのだ。そのため、いつも俺のところに来ては、どうにかしろといっている。迷惑極まりない。


「一樹ならできる。そう信じているから」
「俺は、医者でもねえし、ましてや魔法使いでもねえ。」
「・・・けち」
けちで結構。治せねえもんは治せねえ。あきらめるんだな。A。



しばらくすると、あいつはきびすを返し、
「また来るから」
といって去っていった。そしてまた、俺の部屋に平穏が戻ってきたのだった。

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