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いつでもそうだった
1つしか歳は変わらないはずなのにすごく大人びていて、落ち着いていて
時々子供っぽくはしゃいで可愛く笑って
ヌナはどこか、少しだけ距離がある様な感じだった
目が覚めて、ここが作業室だったことに気づく
椅子に座ったまま寝てたからか体は痛くて背伸びをすれば背骨が鳴った
「やべ....忘れてた」
夜中、ヌナから'ちゃんと帰って寝てね、ジフナが帰るまで待ってるから'って連絡が来ていたことを思い出して慌てて荷物をまとめて作業室を飛び出す
こんな時にオートロックでよかった、と思ったりする。いつもは鍵を忘れる度に恨んでいるのに
慌てつつもそっと玄関を開ければそんな事も無駄だったというようにスンチョリヒョンが仁王立ちして待っていた
SC「おかえりウジ」
WZ「..ただいま、ヒョン」
SC「言いたい事、わかるよな?」
WZ「ごめんなさい」
'またAがリビングで寝てたぞ、いい加減にしてくれ'と溜息混じりに呆れた様子のヒョン
それを近くで見ていたシュアヒョンも苦笑いを浮かべていて、多分誰も助けてくれないんだろうなって思った。自業自得なんだけど。
「スンチョラ、もうやめてあげて。リビングで寝た私が悪いから...ジフナは遅くまで私達の分まで作業してくれてるんだし」
SC「A....」
「それに、私も皆が帰るまで待つ癖も直さないと。ね??」
'おかえりジフナ'って優しく笑って頭を撫でたヌナにヒョンも何故か自分が怒られたようにバツが悪そうな顔をして黙ってしまう
そんな俺もバツが悪そうな顔をしているのだろう、ヌナは苦笑いをして'お風呂入ったら支度してね'と言って部屋に戻って行った
WZ「ヒョン、ごめんなさい。次からはちゃんと気をつけます」
SC「俺も悪かったな、いつも有難うウジ」
今度はヒョンもちゃんと頭を撫でて'おかえり'って優しく言ってくれてヒョンも部屋に戻っていく
靴を脱いでヌナに言われた通りシャワーを浴びようと風呂場を目指した
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はな(プロフ) - ゆるさん» そんなウジさん本当大好きです。私はどうしてもちょっと強引な部分を入れがちなので(自分が作る話ではですが)、あたたかい感じがどうも苦手で。自分が書けない部分のウジさんがここにいるから、最後まで楽しみに読ませていただきます。 (2019年9月29日 1時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - はなさん» 初めまして、コメントありがとうございます!私の中のウジさんは不器用で優しくてあたたかい人なので今作ではそこを活かして書けていたらいいな、と思っていたのでそう言っていただけてとても嬉しいです。読んでくださりありがとうございます! (2019年9月28日 19時) (レス) id: 584b25c438 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 初めまして。ゆるさんの文章凄く落ち着いて読めていいですね。不器用なウジさんがとても素敵です。 (2019年9月24日 0時) (レス) id: 1f6dba33e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤 | 作成日時:2019年8月17日 17時