今日から守護神になります！【野坂悠馬】 (ページ7)

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6話・重い気持ちページ7

逃げるか、ここで説教を受けるか……。

逃げるに決まってるよね?

野坂「逃げようとか、考えてない?」

『……。』(ｷﾞｸｯ

野坂「君は、面白いね。直ぐに顔に出る。」

彼の笑いはなんといっても、凄く懐かしい。
やっぱり、記憶の何処かで貴方は私の出会っているんだ。

野坂「何で笑ってるの。」

『いぇ、ただ……。』

野坂「別に僕には、関係ないようだね。今日も、邪魔だけはしないでね。」

『わ、分かってますよっ!』

そう言って、彼は部屋から出ていった。
てか、サッカーしている時は私必要無いような……。

私は、正直要らないような……？

でも、何で私を守護神に…。
無理をしているのではないだろうか。

だとしたら、私は只の邪魔な存在。

心が以上に重くなった気がした。

『はぁ………。』

重い溜め息をつきながら外を歩いている。

あれから色々考えたけど、やっぱり悪い方向にしか考えられない。

どうすればいいでしょうか。

皆サッカーやってて楽しそう。

これぞ青春!!
って、何考えてんだ自分。

何で、野坂くんの守護神になっちゃったかな……。

『もっと、違う人の守護神になりたかった。例えば……、財産目当てで命を狙われることが多い人とか、病弱で何かに当たったらダメな人とか守りたかった……。あいつは、サッカー出来るからいいだろうがー!!!!!』

つい、口に出して言ってしまった。

ただ、少しだけすっきりした気分だった。

いつ戻れるか分からない時を、楽しく過ごしたい。
けど、皆に見れないんじゃ楽しめない。

けれども、いつかは見えると信じて未来へと過ごしていきたい。