今日から守護神になります！【野坂悠馬】 (ページ5)

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4話・新たな友達ページ5

私は、いろんな場所を探索した。

そして、一番安心出来るのが空き部屋だ。

空き部屋なら、誰も来ない。
てか、来たら可笑しい。

さて、早速野坂くんにご報告を……。

私がドアからすり抜けると、普通では人とぶつからないのに、なんと人とぶつかったのである。

私は、後ろに倒れたので顔がドアによって隠れた。

私が起き上がると、さっき野坂くんと練習していた子が目の前にいる。

「すみません、大丈夫ですか。」

手をさしのべられて、しっかり掴む。

この人、私を見えてる。

何で……?

『私、貴方と何処かで会ったことありましたっけ？』

「な、何ですか急に。」

『貴方、可笑しいです。この幽霊の私が見えるんなんて……!!!』

「だって、君はAさんだよね……？」

彼は、はっきり言った。
Aと。

でも、この人とは似た人は見たことがあるが、雰囲気が違う。

『充くんの兄弟か何か…?』

「やっぱり……。」

彼から全てを聞かされた。
充くんは、亡くなっていて、光くんと言うのが本物だと言う。

『なるほど……。光くんか……。』

一星「それより、幽霊ってどういう事ですか？Aさん、もしかして……。」

『違う、違う！ただ今は気を失って、眠ってるだけ。いつかは目を覚ますから当分このままだって。』

一星「そっか……。」

『あ、野坂くん来たから行くね。じゃあね。』

私は、彼に手を振って別れた。

野坂「ねぇ、何処行ってたの？」

『えっと、探索です。夜をどうやってやり過ごすか……。』

野坂「は？」

『実は……。』

またしても、説明をした。

疲れるな。

野坂「夜になる前に、なるべくその部屋に逃げてね。こっちも困るから。」

『了解です。皆が寝静まったら、行きますから!』

野坂「いゃ、僕の睡眠を邪魔されたくないから、大丈夫。」

『そ、そうですか……。では、今日はこれでさようならです。』

何か、私が邪魔キャラになってる……。

そんなこと言うんだったら、いいですよ。
悪戯してやろうじゃないか。