余命半年天才アイドル、マネージャーやります【ハイキュー】

伝えなきゃいけないこと ページ37

・黒尾side




黒「っハァ…！！！」



研磨から、連絡があった



研《A、起きたよ》



アイツは淡々とそう言ったけど、声色からして…すげぇ嬉しそうだった



当たり前か。何度呼んでも、声をかけても…この6年間アイツが返事をすることはなかったんだから



話したいことは沢山ある



…話さなければならないことも



『〜♪〜〜♪』



黒「……ぇ」



俺は知っている



この歌を、この歌声を



……あぁ、本当に元気になったんだな



本当に、目覚めたんだな



黒「こんな夜中にそんな薄着で出たら、風邪引きますよ？お嬢さん」



『！…………』



黒「え、俺の事わかるよな…！？別に変質者とかじゃねぇよ！？無言やめて……！？！」



『ふふ、ごめんごめん……スーツ、似合ってる。ちょっと詐欺の人っぽいけど』



黒「最後の一言余計だからな！？………はは、絶好調じゃん」



『…待たせてごめ』



黒「謝るなよ」



『！』



黒「俺らは覚悟で見送った。……元気に帰ってきてくれりゃ、十分！！！！」



『っ…うん、うん！！』



黒「おかえり、A」



『ただいま………！！！！』



そうだ、俺はお前のその笑顔が見たかった







・




リ「A"さん"」



山「俺っ俺っ………！！！！！！Aさんんんんんんんんんんん！！！！！！」



福「Aサン……」



芝「Aさん…Aさん……！！」



犬「うわーーー！！Aさんだっ！！！」



研「名前しか呼んでないじゃん」



『あはは…』



海「顔色も良いね、いつ退院？」



『あと1週間見て大丈夫そうだったら…って。多分大丈夫、凄く調子いいし。………なんか、その…みんなあんまり変わってないね。若いっていうか…変わったの、髪型だけみたいな』



「「「「え」」」」



黒「あーー……まぁなんだ、お前が嫌な気持ちになってないなら良い」



『？』



黒「…言ってただろ、俺らが変わってるのが怖いって」



『！…うん、怖かった。でも……何だろ。みんなは私を、ほとんど変わってない私を受け入れてくれた。だから……治って、これからの未来をみんなと過ごせることが嬉しい！！』ニッ



山「っうおおおおおお！！！ホントにAさん良かったっス………！！！！！！！！」



『ありがとう、虎！』



黒「……んじゃ、ちょっと…話すか。お前が眠った後のこと。俺たちがお前に1番初めに伝えなきゃいけないこと」



『！』



黒「春高の結果について」

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