余命半年天才アイドル、マネージャーやります【ハイキュー】

最期まで ページ17

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『ごめん、下がってもらえる…？カメラに映らないように！』



夜「ホンモノじゃねぇか！！」



黒「やべぇ…やべぇよ……」



海「ほらほら、下がろうね」



…もう二度とこんなことがないように



「行きますよ！」



『……皆さん、予告無し、突然の生配信ごめんなさい！！皐月Aでーす！見えてる？聞こえてる？？大丈夫かな…？』



《Aちゃーん！》



《また見れて嬉しい(泣)》



《急になんで！？》



『良かった、見えてるね！……早速だけど、本題！私、何も言わずに芸能界を去りました。引退を表明しました。それは、事実で…私から何も言えなかったこと、本当に申し訳なかったと思ってます。だから言わせてください』



私は、私の口で、諦める



そうする事でケジメをつけるんだ



『私は、アイドルを引退します』



黒「……」



『理由は体調が優れないため。もう十分に、思った活動が出来ないため、です。…最後に、私の全力の歌を届けます。〜♪〜〜♪』









「男は握手会の帰りにAさんの後をつけて住所特定、学校も…と、どんどん策を回していたようです。警察に届けましたのでご安心ください」



『うん、ありがとう。……数十年間、ほんとに…ありがとう』



「いえいえ！僕もAさんのマネージャーでいれて幸せでした。お母様にはまだまだお世話になりますのでまたお会い出来るかと思いますが、それでは失礼します」



『うん、また』



…さて



物凄い後ろからの視線、どうしよう()



……もう、一緒にはいられないな



『…黙ってて、ごめんね！！私は』



黒「おっまえすげぇな…！！！！」



『…え？』



黒「やっぱ歌もダンスも上手いし！！生で見れるとは！」



夜「てか黙ってんなよ〜！まじビックリしたんだからな！？何はともあれお疲れ！！」



海「というか、怖かったよね。大丈夫？」



『………っあはは！』



「「「「？」」」」



『…あのね。私、友達とか仲間とかいなかったの。アイドル活動優先して学校ほとんど行ってなかったから。……みんなと、一緒にいたい。私を“皐月A”じゃなくて“桜花A”として接してくれる？』



「「「「当たり前！！」」」」



『！…っありがとう！！』ニッ



本当に、優しい人たち



この人たちと……最期まで






研(…また、ちょっと歪んだ笑顔。まだ何か隠してる？)







余命なんて、言わなくていい

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