公安、FBI、SIT【名探偵コナン】

SIT。 ページ21

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ガッ



後頭部に、鋭い痛みが走った

タラーっと、赤いものが額に流れてくるのがわかった

あぁ、あぶねぇ。これ以上子供を怪我させるわけにはいかねぇよ



『佐藤、光』



一言いうと、電力が帰って来た

暗視サングラスは機能を変え、一瞬で光に目を慣れさせてくれる

少しふらついた犯人

先ほどと同じように手首を狙って足を振り上げる



「ってぇ！」


『あれ、離さないんだ』



仮にも大将なんて呼ばれているくらいだ。警棒が手を離れなかったが、目が痛いのか目元を抑えている

そりゃ、いきなりこんな明るくなればそうだよな



「Aさん！血が！」


『ん、大丈夫だよ。そこにいろよ』



片手でサッと拭ってもまた垂れてくるソレを、もう気にする暇はなかった


犯人は片手に警棒を持ち、俺らから一歩離れると、懐から何かを取り出した



『っ』


「なっ！手榴弾！？」


「そうだ。ハハッ！どうせなら、ココで仲良く死のうぜ」




あぁ、残念だ。

また、罪が重くなったな、、


そう呟くと、犯人は怒鳴りながら栓をぬいた

それを見て、俺は犯人に死角になるようにコナンのベルトからサッカーボールを出すように頼む




「もう関係ねぇ！！罪なんざ、死んじまえば！！関係ねぇ！、」


『しなねぇよ』




ちょうどボールが膨らんだタイミングで、犯人は手榴弾を投げた

左足で後ろから前にボールを移動させ、右足を軸に蹴り飛ばす


手榴弾に当たると開いていた窓から空に吹っ飛び




ドッガーンッッ




爆発した





『ゲームオーバーだ。大将サン、お前の負けだ』




さぁ、お縄についてもらおうか



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