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1人じゃない
ずっと一緒だよ
約束する
そこにいるのは流川くん…?
これは流川くんの言葉なの…?
─
目が覚めると部屋は真っ暗、茜と芽衣はまだ眠っている。
それもそのはず、時計を見るとまだ夜中の2時だった。
また同じ夢を見た。昔からよく見る夢だけど、合宿で少し記憶がもどってからは毎日だ。今までは暗闇で声が聞こえるだけだった。
でも最近は見える。バスケットゴールのある公園とひとり練習をする男の子の後ろ姿。男の子が流川くんに見えるのは、その言葉が流川くんのものであって欲しいと心のどこかで思っているからだろうか。
どれだけ1人で考えても夢で見る以上のものは思い出せない。私の記憶が戻る時、そこにはいつも流川くんがいた。明日もまた試合がある。次こそは全てを思い出せるように、願いながらもう一度目を閉じた。
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作者名:星 たるふ | 作成日時:2023年2月20日 0時