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芽衣と別れたあと、言われるがまま本当に茜の家に来てしまった。両親は共働きらしく、家には誰もいない。
2階にある茜の部屋へと通された。
茜「とりあえずその辺テキトーに座って、これ食べよ」
『ありがと』
途中で買ったお菓子を机いっぱいに広げる。
一体何をしに呼ばれたのか、疑問を感じつつも初めての寄り道、初めての友達の家に心が踊っていた。
茜「で、Aさん、ぶっちゃけ気になる人いないの?」
突然真剣な顔になるから、何を言うかと思えば…
『ここだけの話、全くいない』
茜「まじで言ってる〜?クラスの男なんか皆Aの事好きじゃん!選びたい放題よ!?」
『いやいやそれはないけど…そもそも興味無いもん』
茜「あぁなるほど、あっちの人は大人っぽいものね、それに比べれば日本男児はお子様か」
『そういう意味じゃない!』
思春期になると周りはそういう話で盛り上がっていたが、正直私には縁のない事のように感じていた。私の事を好きになる人はいなかったし、私も特別だと思える人とは出会えなかった。
茜「クラスメイトが全滅なら、年上よ、年上にしなさい」
『それ茜が好きなだけでしょ』
茜「そうよ!やっぱり彼氏にするなら年上が1番!なんたって包容力があるもの」
『…ふ、あはははっ』
茜「何笑ってるの!」
『だってこの間まで中学生だったのに、包容力って、ふふ』
茜「もういいよ!バカにするなら男避けの方法、教えないもんね!」
『まって!してない!してないです茜様ー!!』
ガチャッ バタン
2人でふざけ合っていたその時、玄関のドアが開く音がした。
『あれ?今何か音が』
茜「来た来た、ちょっと待ってて連れてくる」
そう言って部屋から出ていくと階段を駆け下りていく。
次に扉が開いた時現れたのは茜、ではなく、男の人?
『お、お邪魔してます』
彼は私を見てニッコリ笑う。
彰「はじめまして、彰です。随分と可愛い子だからびっくりしちゃった、ハハ」
『へ…』
突然のことに固まる私。驚かせちゃったかな?と眉を下げて頭をかく彼。
出会って3秒で可愛いだなんて、そういえばこれ前にもあったような…?
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星 たるふ(プロフ) - 早桃さん» そう言って頂けると本当に嬉しいです。ありがとうございます!なんとか最後まで頑張ってみようと思います…! (2023年2月12日 23時) (レス) id: 695404ddf3 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - めちゃ面白い!好きです!!これからも無理せず更新頑張って下さい!応援してますぅぅぅ!次の更新楽しみ! (2023年2月12日 12時) (レス) @page32 id: ac42bf1e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星 たるふ | 作成日時:2023年1月1日 12時