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66話 ページ25

目が覚めると見慣れない天井が映った
確か、倒れて零さんの家に運ばれたのか
携帯を見ると朝の5時だった

ネットニュースには昨日の観覧車の爆破が取り上げられていた
身元不明の女性の遺体はキュラソーだ
このことは、私達しか知らないだろう…あの子達は何も知らない。知らない方が良いのだろう

原作を知っている私は、キュラソーの命も救えたのかもしれない。だけど、生きていたらキュラソーがノックの情報をヤツらに渡さないとも限らない。だから、私は……

零さんの命(助けないこと)を選んだ

キュラソーが消息を絶ち、ヤツらの手元に残ったのは偽のノックリストのみ
これで奴らの目を欺け、尚且つ零さんの命を守れる

これで良かったのだ

降谷「起きたのか…熱を計るぞ」

零さんが入ってきて体温計を手渡した
私は、それを受け取り熱を計る

37,8……微熱かな?←違う

降谷「まだかなり熱があるな。今日と明日は安静だな」

なんだと!?

「えっ?せめて、家に帰りたい…」

降谷「立って歩けない体でか?」

「歩けるもん!!……うそ…歩けない」

ベットから起き上がり歩こうとすれば、力が入らず座りこんでしまった

降谷「熱が下がったら帰ろうな」

「はい…あの、キュラソーについてなんですが」

降谷「遺体は公安の方で引き取ったがどうかしたか?」

「そうですか。実は…」

私は、キュラソーがどうしてああなったかすべて話した

降谷「キュラソーが自分で決めた事だ。Aが悔やむ必要なんてない。それよりも、彼女が命を懸けて守ったものを守り続ける事のほうが大事だろ?」

「そうですね……人を良くも悪くも変えるのは人であり、命を守るのも奪うのも人。それなら私は、人を良い方向へと変え、守ってみせます!」

これが私に出来る唯一のことだ

ヤツら組織を殲滅し、零さんとの未来を作りたい
その為には私は絶対に壊れない
そう心に決めた



〜純黒の悪夢編閉幕

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琥珀(プロフ) - さら☆★ さん» ありがとうございます!!そう言って貰えると、とても嬉しいです!三つの顔を持つミステリアスな降谷零私も大好きですよ! (2017年10月15日 23時) (レス) id: aff7cc7218 (このIDを非表示/違反報告)
さら☆★ - このお話凄く大好きです!お気に入り投票も入れときました!零くん大好きです!更新頑張って下さい! (2017年10月15日 23時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ☆てってれ〜☆さん» ありがとうございます!! (2017年10月14日 20時) (レス) id: aff7cc7218 (このIDを非表示/違反報告)
☆てってれ〜☆ - 更新頑張って下さいっ!!! こういうの面白いから大好きですっ!!! (2017年10月14日 20時) (レス) id: eef2348f1c (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!!更新速度は遅いですが、頑張ります!!! (2017年10月8日 17時) (レス) id: aff7cc7218 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2017年10月8日 16時

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