プロローグ ページ1
安室said
今日はテストの最終日らしく、蘭さん達はいつもより早い時間にポアロに来ていた
顔も、すっきりしたような顔だ
どうやら初恋の話で盛り上がっているらしい
俺の初恋は六歳の時だったはずだ
でも、忘れられないのは初恋の人が遠くに行った後に出会った彼女の方だ
幼いから切り替えが早かったのだろうか
いや、彼女は魅力的な人だった
今も彼女と他の女性を比べてしまうくらいに
出会い方は普通だったかもしれないが、俺にとっては普通では無かった
そして、彼女と過ごした日々は宝石のようにキラキラして今も俺を支えてくれている
何十年も経った今でも、俺の中で彼女は生きているのだ
彼女が今の俺を作ったと言っても過言ではない
蘭さん達が呼んでいる
初恋のことを聞きたいようだ
初恋は特別なものだろう
だが、俺は
「初恋ですか?僕の初恋の六歳の時でしたよ。ですが、その初恋よりも素敵な恋をしました」
どうやら3人が彼女との恋に興味を持ったみたいだ
これは、今まで誰にも話さなかった恋の話
「良いですよ。少し切ないかも知れませんが」
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作者名:琥珀 | 作成日時:2017年9月21日 22時