もう一人の諜報員 (ページ9)

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ピンポーンｶﾞﾁｬ
ベルモット「おはよう。ロゼ」

「おはよう御座います。ベルねぇ」

ベルモット「さぁ早く入りなさい」

「お邪魔します」

ベルモット「今日はロゼにしては、珍しい色の服を着てるわね」

「そうかな？そんなに似合ってない？」

ベルモット「いつもの貴方なら紫の服なんて着ないでしょ｡とても似合ってるわ。もしかして、バーボンが選んだのかしら？」

「ありがとう｡たまたま紫の気分だったんだよ。なんでバーボンが出てくるのか分からないんだけど」

ベルモット「2人ともかなり仲がいいみたいだったからよ」(恋人みたいにね)

「ベルねぇとも仲良しだよ。これケーキ」

ベルモット「かなりあるわね…」

「うん、だから持ってきたんだよ。レディにこんなにケーキを渡すなんて太れと言っているようなものよ」

ベルモット「確かにね。ケーキはいくつ入ってたの？」

「20個だよ。流石に半分渡すわけにはいかないから5個持ってきたんだ」

ベルモット「つまり、家にはまだ15個もあるのね」

「いや、10個だよ。昨日5個食べたから」

ベルモット「かなり食べたわね……」

「そうかな？あっ、そうそう……帝丹高校に潜入させたのは何か理由があるんだよね？」

ベルモット「あら、察しがいいじゃない｡実はね」