24話 ページ34
机下に置いていたダンボール達を出し、まずは、一番小さいダンボールを開けていく。
うーん……これは、一番下の引き出しに入れるのが良いかな?
引き出しを出して、箱の中の物を流し込んでいく
2箱分流し込み、次は先程のダンボールより少し大きめのダンボールを開ける。これは、左の引き出しとデスク上に分けるか……
先に、ガラス製のジュエリーボックスとペン立てを取り出し、残りを左の引き出しに流し込む。
蒼生「……」
司「……」
夏樹「A、それ何?」
「何って、飴とグミですよ?夏樹さん、食べますか?」
一番下の引き出しには飴、左の引き出しにはグミを入れてある。
夏樹「ありがとう、後で貰うね!それより、量多くない?」
服部「多いと思うでしょ?それ、月一のペースで消えていくから。」
受験の時は、週一でダンボール一箱消費してたな…懐かしい……
司「では、こちらの箱に入っているのは?」
「毒入りの飴ですよ。皆さんは、口にしないでくださいね。危険ですから。」
蒼生「は?」
服部「大丈夫、ちゃんと許可出てるし、毒への耐性を弱くしない為の薬みたいな物だから。」
「簡単に言うと、過剰摂取禁止の薬を1粒に大量に詰め込んだ飴です。」
司「なるほど……薬は過剰摂取すると毒になりますからね。」
「そういう事です。で、皆さんはお仕事に戻らなくて大丈夫ですか?私はもう上がりますけど。」
今日こっちに配属されたのもあり、私がやるべき事は無くなり後は帰るだけとなっていた。本来なら、誰かのサポートに回るが今はサポートが必要な程の修羅場でもなければ仕事も無い。あるとしても兄さんの手伝いだが、それは帰ってからしか出来ない。
と心の中で長々言い訳をしているが、本心は早く寝たい。それだけだ。
夏樹「あっ……」
蒼生「あぁ、お疲れさん。今日はありがとな。」
「こちらこそ、ありがとうございました。」
司「お気を付けて。」
夏樹「バイバーイ。」
「はい!お先失礼します!!」
私は、兄さんの説教に巻き込まれない内に、退散した。
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空隙の魔女(プロフ) - リあ、誤字ぃ〜。すいませんでしたm(_ _)m琥珀さんのペースで頑張って下さいo(*≧∀≦)ノのんびり待ってますね! (2019年11月30日 22時) (レス) id: 4645019107 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 空隙の魔女さん» ありがとうございます。Revelの皆さんも早く出せるように頑張ります。 (2019年11月26日 2時) (レス) id: a8b1dd160c (このIDを非表示/違反報告)
空隙の魔女(プロフ) - コメント失礼します!耀さんのお兄さんっぷりが読んでてめっちゃキュンキュンです(*>ω<*)電話の相手はもしや亜貴くん?恋愛対象がマトリ以外だとリベルとかと協力関係になっててそこから恋愛ですかね?魔王の義弟になるのは誰なのか楽しみに待ってます☆応援してます (2019年10月26日 13時) (レス) id: 4645019107 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - kasumi0404さん» コメントありがとうございます。耀さんは、ストーリーに出てきた時から長男タイプだ!と思ったので、過激なお兄さんになりました。今後とも、この作品をよろしくお願いします。 (2019年3月25日 23時) (レス) id: aff7cc7218 (このIDを非表示/違反報告)
kasumi0404(プロフ) - 耀さんがお兄さんしてる!!新鮮!!! (2019年3月19日 2時) (レス) id: 61733c9a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年1月29日 2時