安室さん！いや降谷さん結婚してください！！4

124話 ページ21

「ごちそうさまでした。ノートパソコンを部屋から取ってきますね〜たぶん、データを移すのに時間がかかると思いますが…」

降谷「それ、俺が部屋に行った方が良くないか？」

「それもそうですね…私が洗い物をするので零さんはお風呂に入ってください」

降谷「えっ…ちょっ……」

「早く行ってください。お風呂から出たら私の部屋に来てくださいね」

私は、力いっぱい零さんの背中を押してダイニングから出した

「ふぅ…さて、洗いますか」

二人分なのですぐに洗い終わった
部屋に戻ると、まだ零さんは来ていなかった

デスクトップパソコンを起動させると、メールが入っていた。これが資料なのだろう

ついでにノートパソコンの方も起動させた

ん？こっちもメールが来てる

「依頼かな？」

ノートパソコンの方のメアドは、ホームページに載せているので、こっちのパソコンのメールは殆どが依頼なのだ

メールを開くとベルモットからだった
『 Change before you have to(変革せよ。変革を迫られる前に) 運命とは、最もふさわしい場所へと貴方の魂を運ぶのよ 安心して戦いなさいJoker(切り札)ちゃん vermouth』

どういうこと？まさか、ベルモットは私が組織を潰そうとしている事に気づいてるの？

まあ、心に刻んで起きますか
シェイクスピアの言葉を

降谷「待ったか？」

零さんが部屋に入ってきた

「待ってませんよ…秀一さんから送られてきたメールなんですが……」

私は、送られてきたメールを開き零さんに見せた

降谷「17年前の羽田浩司殺害事件の記事か…」

「はい、知ってますか？」

降谷「ああ、天才棋士として期待されていた羽田浩二が、渡米した時に泊まったホテルで殺害されたからな。当時はかなり話題になってたよ」

原作は読んでるけど、羽田浩司ってどんな人なんだろう

降谷「羽田浩司と共に殺されたアマンダの死因も不明で、よく特集をしていたな…最重要容疑者である浅香を調べる番組なんかもあったしな」

「かなり話題になってたんですね」

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