ヤ ン キ ー な 先 輩

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Aside






「ねぇ、もっと〜聞かせてよ…♪」

「その仕草〜何もかもが〜♪」




部活終わり。

少し薄暗い道で好きな曲を歌いながら帰る。






「君の僕への贈り物〜♪」





呑気に歌ってると前に見慣れた制服と金髪さん。





「西島先輩！！」



会えたことが嬉しくて声をかける。




でも先輩は振り向いてくれなくて、先輩を追い抜かして顔を見る。





「…っ先輩、？どうしたんですか？」




でも先輩は泣いていた。




西「Aちゃん。ちょっとでいいから、」






そう言われたかと思えば先輩の香りに包まれた。



…抱き締められてる？




先輩は私の肩に頭を乗せて静かに泣いている。







すきなのに、

そのときなぜか









先輩の背中に腕を回せなかった。

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