不思議な人

不思議な人が11人 ページ14

午後
ー
祐子『はい、バイトお疲れ！』








『先輩も、お疲れ様です！それではさようなら！』







祐子『ばぁーい！有栖ちゃん！』





ふぅ...疲れた...。








ｶﾗﾝｺﾛﾝ
ー
『...やっと終わった...。』






...あのキャラは正直疲れる。









ちなみに今は島田有栖じゃ無いから通常モード。








この姿の方が気楽。






ﾌﾟﾙﾙ







『...電話？』









組織用じゃん。









私は急いで人気の少ない所へ怪しまれないよう走った。




...ここでいいや。








ｶﾞﾁｬ
『誰？』






ベルモット『私よローズ』






何だ、ベルモットかよ。




『なんの用かしらこんな時間に。』





ベルモット『ふふ、今夜一緒にする仲じゃない。相変わらず冷たいわね。』





『冷たい...？失礼ね。悪いけど他人の評価は気にしないから冷やかしでも気にならないわ。』





だって自分の価値は自分で決める。







他人の意見で自分の価値が決まるなど有り得ない








他人の意見であちらこちらする必要は無い。








してたらキリがないしね。






ベルモット『ふふ。貴方らしいわ。』









『別に。それだけ？』









ベルモット『いいえ。違うわ。』









白々しいな...









『早く言って貰える？私は暇人じゃないの。』






ベルモット『急かさないでもらえる？今夜仕事が終わったらBARにでも行きましょう。いつものね？』







BARか。






昨日飲んだばかりだけど...。









明日はこれと言った用はないし、いいか。







『ええ。構わないわ。』






ベルモット『それこそ、ローズよ。ありがとう。それじゃあsee you』





ﾁｭｯ





おぇ←





『ん。』



ｶﾞﾁｬ



『さてと...早く帰るか...。』






私は家へ急ぎ足で帰った。







ーーー
ｶﾞﾁｬ
『ただいま。お母さん』


ｶﾁｯ

《ｼﾞｼﾞｯおか...ｼﾞｼﾞｯ...え...り...ｼﾞｼﾞｯ》



『ただいま。』






さて、準備でもするか。






ー
夜中


『...いってきまーす』






私は家から少し離れた駐車場から青の車を出した。






『さぁてと...ベルモットの所まで行きますか...。』








ﾌﾞｵﾝｯ

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