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『無敵と任務』 ページ8

今日、Aと家入は初めての合同任務であった。






家入「足引っ張らないよう気をつける、よろしく、A」



「とんでもない、こちらこそよろしくね」




車の中で書類に目を向けていたAは顔を上げにこりと笑った。




家入「今回の呪霊の等級は?」



「等級は、1級2体と、2級5体



1級2人は私が相手するから2級はお願い、
もし危なくなったら私に助けを求めて?無理せずに、一瞬でも危なかったら助けを求める事」




家入「Aは心配しすぎ、分かった」




それからAと家入が現地に着くまで車の中で他愛もない話をした。





家入「けど意外。」



「……何が?」


家入はタバコを取りだし、火をつけた



家入「私が足でまといだから、手を出さないで……みたいな感じの事言われるかと思った、実際私は足でまといだし、難しい任務は任せて貰えない。」




家入は窓を開け煙草の煙をふぅっと吹く




「別に足でまといって程でもないよ、硝子は自分が思っているよりも役に立つよ」




それに_________



このレベルで足でまといなんて、特級の名が廃る




そもそも力が足りずとも戦法で大きく格差が生まれる



使い方によって最高の手札となる。



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━━━
補助監督「着きました」





何分かすればもう目的地に着いたらしい





「ありがとうございます、帳は私が下ろしますので、30分後またここで





……行こう、硝子」





家入「ん、」





2人は車をおり、Aは一礼をしてから目的地の場所を見つめた





家入「やば……」



私達の目的地は廃病院だ



呪いの気配が濃い




硝子が言うのも無理ない





家入「ところで……それ、なに?」




家入はAが持っているケースを指さした




「ああ、私の武器」




Aはケースを開き棒と棒、刃物を組みたて大きな鎌を作り上げた





「私の術式は呪霊にはあまり効果がないからね、呪力を鎌に流して祓ってるんだ」




そしてAはふぅっと息を吐き帳を下ろす




「闇より出でて



闇より黒く



その穢れ禊ぎ祓え」

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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