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ページ40

医務室にて




夏油「調子はどう?」




「…………傑、おはよう……傑も傷は大丈夫?」





夏油「大丈夫、でも心配するのは私の方だよ……随分と顔色が悪いよ」




「ふふっ、まあ……結構寝ていたしね」


そう、私はあれから3日ほど眠っていたらしいのだ



夏油「……聞いたよ、伏黒甚爾とAの関係」




「……そう、けど……ごめんね、あの人が……天内理子ちゃん……だっけ?殺してしまって……いや、謝って済むことじゃないけれど……本当にごめんなさい」




Aは深々と頭を下げた






「ごめんなさい、本当に……ごめんなさい」






Aの体は震えていて、それに気づいた夏油は顔を顰めた






夏油「君が謝ることではないよ……頭を上げて」





「…………。」





けれどAは頭を下げたままだった






そんなAに夏油は横に座りAの背中をさすった






夏油「辛かったね……いいんだよ、泣いたって……例え私たちの敵だったとしても、Aにはとても大切な人だったんだろう?



……いいんだ、いいんだよ、我慢しなくったって」




「ッ……ぅ、……うっ……!!!」





Aは涙をポロポロと流した




━━━━━━━━━━━━━━━
数分後



「ごめんね、情けない姿を見せてしまったね」




夏油「君って頑固だね」




「………………それよりも、悟……悟は?」





夏油「悟なら無事だよ、Aが寝ている間、ずっと傍にいたからね」





「……ならお礼を言わないといけないね」





Aはニコッと笑いベットの横にあるサングラスを手にかけた





夏油「まだ寝てなくていいのかい?」




「ふふっ、この程度で落ち込んで動けないなんて特級の名が廃るよ」



そうAは笑いベットから起き上がり医務室を出た






夏油「…………。」

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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