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「この体力お化けがッ……ハァッ……ハァ、」




甚爾「そろそろ限界じゃねえか?」





____________ドスッ






頭に激痛が走る






痛い……





苦しい……







悲しい









辛い





甚爾「また会おうぜ、A」







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Aは意識を失わないと気を張る





「はぁ……、はぁ……」





怪我はしてない




けど、体力的に底についた





もう動く気力すらない





動きたくない






嗚呼







辛い








泣きたい








そんな想いを脱ぎさりAは立ち上がった






そして甚爾が歩いた方向へとのそのそと足を進める



そしてAが足を進める方向は激しい音が聞こえてくる




建物が崩れる音、何かとなにかが戦っている






傑?





もう、硝子は来たのだろうか……







嗚呼




嗚呼





誰か……





助けて。









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たどり着いた場所はとても残酷な光景であった




「う、そ……」







五条「…………A。」







「うそ……やめてよ……せっかく逃がしたのに」





甚爾「……A」





甚爾の腹部には大きな穴が空いていた




「嘘でしょ……やめてよ……やめてよ!」




五条「A……?」






五条はAに近づくもAはそれを避けた





今五条悟が生きてるかなんてAにはどうでもよかった。





Aはおぼつかない足取りで倒れている甚爾の元へと向かった



「なんで……嘘でしょ、お願い死なないでよ……甚爾兄……やめて、お願い、甚爾兄」



甚爾「泣くな、泣くな……綺麗な顔が台無しじゃねえかよ」




「ほんっと……最後の最後まで甚爾兄って……どうしようもないよね……子供見せてくれるんでしょ、今度ご飯奢ってくれるでしょ?


約束破るの?




ねえ、




お願い、やめてよ





やだよぉ……」






Aは涙をポロポロと流す、その涙はかれることなく溢れだしてくる






甚爾「すまねえな、A」




そう甚爾は笑い息を引き取った









「う、そ…………甚爾にぃ……あぁ……あああああああっ!!!!!!!!!!ふざけないでよ!!!!!!やめてよ!!!!!!!私から大切なものを奪わないでよっ……やだ、ヤダヤダ!!!!!!!……ねえ、やめて……やだ、やだよぉ!!!」

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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