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ページ38

都立 呪術高専 筵山麓にて






天元様の結界内




なんだろうか





とても血なまぐさ………………








「……………………。」







Aはあるものを見て唇を噛み締めた







「人間というものは……脆い生き物だよね、本当」




Aは乾いた笑いを残し







ある死体を後にした





「ごめんね、悟」









Aは鎌をぎゅっと握った









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━━━━━━━




━━
「ッ……はあ。」






まだ傑は死んでない……か。





「傑……私の声聞こえる?」




夏油「ッ……ぅ、A……?」






「もうすぐで硝子が来るから頑張って」






そうAは呟き立ち上がる







夏油「A……気をつけ……ろ、相手は……呪力がない……」









天与呪縛……ね。








━━━





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━━━━━━━━━━━━━━━
私って環境……いや、対人関係に恵まれないのか







「甚爾さん、久しぶり」




Aはニコッと笑い甚爾を見つめた





甚爾「!…………これは奇遇……か?」




「男の術師2人はやったのは甚爾さんでいいんだよね?」





甚爾「もしそうだと言ったら……俺を殺すか?」




「自分でも嫌になるけど、身内を殺すのはしない主義なんだ……例えそれが私の親しい人間を殺したとしてもね」





甚爾「ハッ、そりゃ優しいな」




「ふふっ、でしょ?」




甚爾「だからと言って俺を逃がすって考えは……?」




「5割……って所かな」




Aは悲しそうに笑い鎌を捨てた





甚爾「心配すんなよ、俺はお前を殺すことはしねえ……けど、今は戦わなきゃいけねえからな


少しの間眠って貰わねえと」







Aは素手を構えた







甚爾「俺に体術で勝つつもりか?」






「武器を使うよりかはいい、間合いがつかみやすいからね」







甚爾「そりゃあいい判断だ!!!」

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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