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『東京都立 呪術高等専門学校』 ページ3

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「一年ぶりの日本だな」




サングラスをかけた女は飛行機に乗りながら窓の外を眺めた






____その正体は、高辻A



若くしながら才に恵まれ、特級術師として海外に派遣されていた。





















そして今から女が行く所は東京都立 呪術高等専門学校



4学年あり女の学年は一年。




歳的には2年生なのだが、一年いなかったことで一年生……というわけだ。







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呪術高専にて





「ふぅ、やっとついた」




Aはキャリーケースを片手に高専の結界内に足を運んだ。






早く夜蛾に挨拶しようと校舎の中に入り、廊下を曲がる




____刹那




ビシャッ……!!!!!





?「うっわ……」




「………………。」





……私は不幸体質なのだろうか?




思いっきり水が頭の上から降ってくる



下を見つめれば白い花瓶




なるほど、何かにぶつかった拍子に……という所だろうか






最悪だ





?「すいません!」



?「びしょびしょじゃん、ウケる」





いや、なんもウケねぇよ……





前を向けば申し訳なさそうにしている男と、バカにしたような顔で私を見つめる白髪の男






嗚呼、この白髪の男が六眼の持ち主か




そうAは瞬時に理解する。






?「ほら、悟も謝れ」





優しそうな男は悟……五条悟の頭をぐいっと持ち下に下げる





五条「はぁ?なんで俺が謝んなきゃいけねぇんだよ」




五条は男の手を振り払い眉間に皺を寄せた




五条「この女が鈍いからだろ」


五条は腕を組みながらAに人差し指を立てた




?「悟!」







好き勝手に言ってくれるものだ

"小さい頃"は可愛げあったものを……




「……あははっ、大丈夫ですよ、私が鈍かったんですから」





Aはニコッと笑い二人の間を通り抜けた


















夏油「悟、何をしてるんだお前は……」





五条「…………」




夏油「悟?」





五条「……あの女、見ない顔だな」





夏油「そういえばそうだね




…………というか、悟と同じ白髪なんて珍しいな」




五条「……ああ。」

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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