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「ふぅ、まあまあの映画だったね」




五条「イヤ、お前寝てたろ」




「ふふっ、誰かさんに熱い視線を向けられては寝られるに寝られないじゃん」




Aは含みのある笑を零し、五条をちらっと見た



五条「?!」




「アハッ、顔が真っ赤だよ悟。」





五条「う、うっせえ!」







五条はフンっ!と息を流しサッサっと歩き始めた



その後ろ姿にクスクスと笑ったAは小走りで五条を追いかけて行った

━━━━━━━━━━━━━━━
カフェにて




「悟、そんなに甘いもの食べすぎると虫歯になっちゃうよ」





五条「お前は俺の母親か」




「こんなに手のかかるお坊ちゃまを産んだ覚えはないよ」




それにしてもこんなに甘い物を食べて太らない事が羨ましい……



痩せ菌が多いんだろうな()




そんなことを思いながらAは紅茶を一口、また一口と飲んだ








それにしても同い年と街をプラプラするなんていつぶりだろうか……いや、初めてか?


柄にもなく、……まあ、うん



____楽しい







悟は性格に難アリだけれど、いかにも学生という感じで今の状況を精一杯楽しんでいる






この時間があともう少し……もう少し続けばいいなと……


五条「?何?……俺の顔がいいからってそんなに見つめんなよ、眩しさで目がやけるぞ」







訂正、早く帰りたい。

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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