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五条「別に、怒ったりはしないよ
だってお前の世界のAはこの世界のAじゃない訳だし」




慶悟「けど、傑おじさんに聞く限りでは殆ど性格一致してるけどな〜」



刹那、ピタッと五条の動きが止まった



五条「……は?今なんて……?夏油?、夏油傑?」





慶悟「当たり前だろ、てか傑おじさんいないの?」



慶悟は周りをキョロキョロする
そんな慶悟を観て五条は下唇を噛む




五条「ここには居ない……俺が殺した」



静かな部屋に低い声音が響いた



慶悟「……ああ、あぁ〜そういう事ね
ここでは高辻Aと傑おじさんの立場が逆ってわけか」





五条「…………もしかして」





慶悟「高辻Aは呪詛師になった、最後にトドメを刺したのは五条悟。」



五条「……この世界って訳でもないのに、胸糞悪い話だな……お前はAが呪詛師だから嫌いなの?」




慶悟「小さい頃の話、親父が辛そうな顔をする度に、高辻Aと言う存在が苦手だった

今思えば、小さいガキの純粋な感情だけどな
多分、その感情が今も少しだけ蓄積されてるって感じ



それに親父が高辻Aと言う存在を口にする事が滅多になくて、たまに傑おじさんに話を聞くくらい


まあ、あとは硝子おばさん


2人揃って『お人好し』って言ってた」




五条「ハッ、確かに……ああ、ううん……そうだな」



五条は覇気のない笑い声を発し目隠しを取った



慶悟「夏油おじさんの受け売り、
高辻Aは呪術界のリセットが目的で
準備が整うまでは上との良好な関係が必要不可欠で、駒にでもなって汚い仕事でも引き受ける奴

それは自分の選んだ道だけど、その罪の重さに幸せが苦痛になり、身体的に壊れて




…………堕ちた。





いや、それ以外にもっと重要な事があったらしいけどな



あぁ〜夏油おじさんが言う限りそれくらいの事で折れるようなAじゃないっつー話



確か、上に高辻の人間を抹消されたとか」



と慶悟は考える素振りをみせコーヒーを飲み干した





慶悟「まっ、いつ戻れるかわかんねーし
満喫しよ〜」




と慶悟はヘラヘラ笑い部屋を出た






家入「お前にクソほど似てるな」





横のデスクでコーヒーを飲みながらパソコンに目を向け、家入は笑った




五条「けど少し気をきかせる所を見る限り、Aに似てる

あと、少し躊躇してた所もある



僕なら相手の気持ち関係なしでペラペラ喋るからね」

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なた(プロフ) - どうか……リクエストをっ!!!!私のネタが尽きる前に……(泣) (2021年4月2日 22時) (レス) id: 3e972fe888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なた | 作成日時:2021年3月20日 21時

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