【d！】バラ科アレルギーは薔薇が好き (ページ4)

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Rose ページ4

『…何か用？』

ぐるっと振り返りそう言う

ずっと見られてるなんて心地が悪い

？「…いや、綺麗やなぁ思って」

『はぁ…？』

？「なぁお嬢さん。LINE交換せん？というか放課後デートしようや」

『え？…は？』

？「はぁ！？大先生！？」

？「あ、シッマ。何をそんなに驚いとるん？」

？「いや、ソイツのせいで大先生は倒れたんやで！？」

？「ん〜…何かされた訳やないしなぁ」

『…あの、兄さんが』

兄さん「…鬱？」

物凄い圧をかけてきてるんですが…

？「ぴえっ」

奇声を発した後、青い人は座った

なんだアイツ

兄さん「A、自己紹介」

『…はい』

僕はみんなの方に向き直り

ニコッと笑って言葉を発する

『おはようございます。転校生のAみぃと申します。何やら朝の事で勘違いされているようですが…僕は何もしていません。好きな物は薔薇です。嫌いなものは…人間ですかね。よろしくお願いします。』

少ししたあと、パチパチと拍手の音が聞こえてくる

ほとんど男子からだけど

兄さん「じゃあAは鬱の隣な」

『鬱…？』

？「こっちやで〜」

『…先生、席替えを願います』

？「うぇ！？」

まい「んぐっw」

兄さん「なら女子同士になるが…氷山の隣な」

『…はい』

僕は席に着く

横から微かに笑い声が聞こえてくるのは気のせい。うん。

にしても、なんであの人は倒れた？

貧血か…持病か…それとも

アレルギー…？

でもそれなら何の？

あー、難しいことはやめ

今度考えればいいや

兄さん「1時間目は測定だ。準備しとけよ〜」

そう言って兄さんは教室から出ていく

その瞬間教室は一気にうるさくなる

『…まい』

まい「体育館に行きましょうか」

2人で教室を出ていく

まい「測定は、自身に魔力があるか、魔法を使えるかを調べるだけですね」

『…不正は？』

まい「直ぐにバレます」

『げ…』

まい「まぁ、頑張ってください」