Angel ページ19
「やってさ。もう紫乃はお前のこと好きやないって」
紫乃を優しく抱きしめて、グルッペンを嘲笑うシャオちゃん
「宣言通り、俺が紫乃貰うから」
そう言って、紫乃の頬にキスをする
『シャオちゃ…』
「よくある、嫉妬させたい…って奴やろ？押してダメなら引いてみろなんて言うけど、紫乃には押し続けな愛は伝わらんで」
「…」
悔しそうに押し黙るグルッペン
『…グルッペン、最後に質問』
「…なんだ？」
『…好きなら…好きなら、なんで浮気したの…？』
「それは…」
グルッペンの答えを待っていると、数秒後に姫華ちゃんが口を開いた
「グルッペンが紫乃ちゃんのこと好きじゃなくなったからだよぉ！」
勝ち誇ったように笑みを浮かべて紫乃に告げる姫華ちゃん
「だってぇ、グルッペンは紫乃ちゃんより姫華の方が好きだって何回も…」
「黙れや。今紫乃はお前やなくてコイツに聞いとんねん」
「っ…でも！！」
静かに立ち上がり、姫華ちゃんの言葉を遮る
『うるさい…うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい！！！！』
被害妄想が止まらない。止められない。
ああそうだよね紫乃面倒臭い子だもんね
紫乃より姫華ちゃんの方が可愛いし優しいもんね
『もういい…もういい！！』
グルッペンに近づき、思いっきりビンタする
『グルッペンも姫華ちゃんも生徒会の皆も！！紫乃を愛してくれない人なんて大っ嫌い！！紫乃もう生徒会辞めるから！！』
「紫乃！」
『名前呼ばないでよ！！ウザイ…ウザイウザイウザイ！！』
1歩後ろに下がると、背中に柵があたる
…あーもう、どうでもいいや
こんな世界、紫乃の理想じゃない
『もういい。紫乃、死ぬから』
屋上の柵を飛び越して宙に身を任せる
意識を失う前に見たものは
泣きそうな顔のシャオちゃんとグルッペンだった
…あー、ウザイ。
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zito(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…なんか、ヤンデレなのがめちゃくちゃ刺さるっていうか、これからも見続けるので！よろしくお願いします（？） (1月13日 10時) (
レス) @page22 id: 96a9b6abfc (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女@低浮上(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！最近この作品が伸びていて怖い…なぜ？気分更新ですので気長にお待ちください！ (2023年5月4日 11時) (レス) id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - いいなやんでれ (2023年5月4日 11時) (レス) @page22 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女@低浮上(プロフ) - 飴の雨さん» コメントありがとうございます！何故だろう…私にもよく分かりませんね……応援ありがとうございます！！気分更新ですので気長にお待ちください…！！ (2023年5月3日 11時) (レス) id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
飴の雨 - え、あのー私ヘラってる系ダメなんですけど、この作品の事は見れるし何なら好きです…。え、不思議なくらいなんですけど、とにかくありがとうございます。応援してます。 (2023年5月3日 2時) (レス) id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐の巫女 | 作者ホームページ：目には目を、歯には歯を
作成日時：2023年1月15日 12時
