Angel ページ18
『…何？今更紫乃に何の用？』
「…すまなかった」
頭を下げるグルッペン
その様子を見て驚く皆
もう、冷めちゃった
『グルッペンはさ、なんで紫乃のこと適当にあしらうの？』
「…俺自身、初めてできた彼女で接し方が分からなかったんだ」
『だからって休日に、それも記念日に彼女以外の女の子と2人で出掛ける？』
肩わ揺らす姫華ちゃん
顔を曇らせるグルッペン
「それは…父親への贈り物を悩んでいてと相談されてだな…」
『もういい。言い訳は聞き飽きた』
スカートの裾を握りしめる
『だからと言って”アイツより姫華の方がいい”なんて普通言う？』
視界が歪む
また涙が溢れ出す
『もう疲れた。愛されないなら愛す意味ないじゃん。もう嫌』
思わずその場に座り込む
こんな状況でもあなたは、紫乃に駆け寄ってくれないんだね
何も言わずに俯くだけなんだね
「なぁ、ええか？」
シャオちゃんが紫乃の背中を擦りながら口を開く
「グルッペンは…結局紫乃とソイツどっちが好きなん？」
「俺、は…」
何も答えず、目を逸らすグルッペン
『即答してよ！！そこは紫乃が好きだって言ってよ！！』
もう無理
耐えられない
嘘の関係で居ようと思ったけど、限界
『もういい。もういいよグルッペン。別れよ？』
「待ってくれ」
『なんで待たないといけないの？紫乃、もう待ったじゃん。我慢したじゃん。好きって言ってくれるまで待ち続けようとしたけど、限界』
「…紫乃は、俺の事が好きじゃないのか…？」
控えめに発せられた言葉
今にも泣きそうな声で、紫乃に問いかける
『…ごめんね。冷めちゃった。』
「…俺、は…ずっと紫乃が好きだった」
その言葉、もっと早くに聞きたかったな
もう遅いよ
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zito(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…なんか、ヤンデレなのがめちゃくちゃ刺さるっていうか、これからも見続けるので！よろしくお願いします（？） (1月13日 10時) (
レス) @page22 id: 96a9b6abfc (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女@低浮上(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！最近この作品が伸びていて怖い…なぜ？気分更新ですので気長にお待ちください！ (2023年5月4日 11時) (レス) id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - いいなやんでれ (2023年5月4日 11時) (レス) @page22 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
狐の巫女@低浮上(プロフ) - 飴の雨さん» コメントありがとうございます！何故だろう…私にもよく分かりませんね……応援ありがとうございます！！気分更新ですので気長にお待ちください…！！ (2023年5月3日 11時) (レス) id: 454b91df9e (このIDを非表示/違反報告)
飴の雨 - え、あのー私ヘラってる系ダメなんですけど、この作品の事は見れるし何なら好きです…。え、不思議なくらいなんですけど、とにかくありがとうございます。応援してます。 (2023年5月3日 2時) (レス) id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐の巫女 | 作者ホームページ：目には目を、歯には歯を
作成日時：2023年1月15日 12時
